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鎌倉幕府跡にマンション計画 世界遺産へ好材料「保護へ努力を」 カナコロ 神奈川新聞

源頼朝が最初に鎌倉幕府を置いた「大倉幕府」の遺跡の埋蔵が確実視される神奈川県鎌倉市雪ノ下3丁目の民有地に、マンション建設計画があることが分かった。武家政権の物的証拠が不十分だと指摘され世界遺産登録を逸した鎌倉にとって、現場はその証拠が眠る文字通りの“本丸”。建設に伴う発掘調査が期待される一方、適切な保存がなされるか、懸念の声も上がる。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00029589-kana-l14

>鎌倉幕府と通称されますが、頼朝が幕府を開いた場所は「大倉(大蔵)」という地名の場所で、だから初期の幕府は「大倉幕府」と言います。ただ、これがどこにあったのか、正確な場所はわかっていない。この記事にあるように「武家の古都」というフレーズで世界遺産登録を狙ったものの、その証拠となるものがほとんど残っていない。露出している建造物で、常時見ることができるのは長谷の大仏くらいしかないといったことが、ICOMOSの承認をもらうことができなかった大きな要因でした。その意味で、この場所は、世界遺産云々は抜きにしても、要地中の要地です。今日も鎌倉の文化財の仕事で大船まで行ってきましたが、鎌倉は本当にいろいろと問題を抱えています。この大倉幕府遺構についても、極力保存していけるように、文化財の専門委員としても市に働きかけたいと思っています。

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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