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維新の激動伝える書簡初公開 磐田市歴史文書館、19日から 静岡新聞

幕末に遠州地域の神職を中心に結成された民兵隊「遠州報国隊」の隊長格で、後に陸軍大将になった大久保春野(1846~1915年)宛ての書簡が、このほど大久保家から磐田市歴史文書館に寄贈された。19日から同館で一般公開される。木村弘之館長は「明治維新150年の節目に、激動の時代を今に伝える貴重な資料をお披露目できる」と喜んでいる。

↓ 詳しくこちらで

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000011-at_s-l22

>最初に卒業論文を担当した時の学生が、遠州報国隊について書きました。すごく熱心な学生で、『引佐町史編 山本金木日記』や『同 山本金木戊辰従軍歌他』『明治維新静岡県勤皇義団事歴』などを基本史料として、ここでいう「武士(もののふ)」の意味を江戸時代の武士ではなく、発生に溯って考えることで、報国隊の勤王の意味について考えたりと、なかなか興味深いものでした。その過程でわかったのですが、実は本学の付属中央図書館にも報国隊関係の史料が所蔵されているのですね。ただ、原文書からやるには少し難しかったし、量の問題もありましたので、ここでの採用は諦めました。写真撮影もダメだと言われましたし。で、ただいま、11号館の付属図書館展示室では、明治150年を記念した展示会をやっていましたので、展示されているかなと思って見に行ったのですが、残念ながら展示されていませんでした。私が翻刻した「幕末風聞集」5冊も…でした。それらに対抗するには、正直、残念な展示でしたね。せっかく良い史料を所蔵しているのに…。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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