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“都市=蟻地獄”だった…江戸時代からみる 日本の人口減退期に起こること | THE PAGE(ザ・ページ)

人口減少時代に入った日本。厚生労働省がまとめる人口動態統計の年間推計でも2016年に生まれた子どもの数が1899(明治32)年の統計開始以来、初めて100万人を割り、98万1000人にとどまる見通しであることが明らかになりました。

過去に日本の人口が減退したときにはどのようなことが起こっていたのか。人口動態の資料が残る江戸時代にスポットを当て、静岡県立大学長の鬼頭宏氏(歴史人口学)が「人口減退期とはどのような?―江戸時代の場合―」をテーマに解説します。

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>江戸後期の人口減少を鬼頭宏先生の文明システムの成熟化という視点から説明している。この時期に少子化の現象が現れることを気候変動や経済-生産諸力の転換などから説明。また、大都市人口の停滞と地方都市人口の若干ではあるが人口上昇という指摘はおもしろい。江戸はいろんな意味で現在の問題の参考になるのではないか。一読を勧めます!

参考文献

ちょっと古いですが、とりあえず、鬼頭宏『日本二千年の人口史―経済学と歴史人類学から探る生活と行動のダイナミズム 』PHP研究所 (1983.02)

鬼頭宏『人口から読む日本の歴史 』講談社学術文庫(2000/05)

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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