「京」「洛」貴族は出自で使い分け? 滋賀大准教授が日記調査 (京都新聞) – Yahoo!ニュース

「京」か「洛」か―。ともに都の意味を持つ二つの字を、平安貴族はどう使ったのか。滋賀大教育学部の安藤哲郎准教授(37)=人文地理学=が貴族の日記を網羅的に調べた研究がまとまった。「帰京、京中」など「京」を用いた言葉が元は主流だったが、11世紀半ば以降、「帰洛、洛中」など「洛」の記述数が「京」を上回る日記も現れる。ただ、「洛」が増えた時代でも、特に古式を守る摂関家の人は「京」にこだわり、多用した傾向が分かった。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000016-kyt-cul

>こういうデータをきちんと検討した研究好きですねぇ。いろんな史料がデジタル化されてくると、こうした研究が楽になります。1点の史料をじっくりと読み込むことはもちろん大事ですが、歴史学もこうした量的データによって見解を明確にしていくといったことが求められてしかるべきです。史料の翻刻とデジタル化。京都大学古地震研究会の「みんなで翻刻」(https://honkoku.org/)のような試みが進むことに期待したいです。

 

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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