Professor's Tweet.NET

幕府脱走遊撃隊終結150年碑前祭

もう10日も前のことになりますけれども、今月の21日、月曜日のことでした。「幕府遊撃隊顕彰三十六臣会」代表の池内さんとTwitter仲間?!のなぎささんが研究室にいらっしゃいました。実は1月のはじめにはお目にかかる約束をしていたのですが、例のインフルエンザA型に罹りまして、日程を変更していただいていたのでした。

池内さんたちは、「幕府脱走遊撃隊終結150年碑前祭」を企画されているのだそうです。慶応4年(1868)5月、この遊撃隊と小田原藩が箱根の山崎で戦った「戊辰箱根戦争」については、このサイトでも何度か紹介しています(http://www.ihmlab.net/tweet/tweetblog/9219/)。これを記念して、昨年、箱根町立郷土資料館で「戊辰箱根戦争~遊撃隊×小田原藩~」が開催されたことについても紹介しました(http://www.ihmlab.net/tweet/tweetblog/10463/)。この遊撃隊は、請西藩主(千葉県木更津市)の林忠崇や人見勝太郎らに率いられ、箱根三枚橋の戦闘では、伊庭八郎が左腕を切られたことでも有名ですね。

その後、遊撃隊は、箱館五稜郭を目指し、明治2年(1869)に壊滅します。それから150年目ということで、慰霊祭を碑が建っている箱根の早雲寺で開こうというのです。全く任意の団体で、遊撃隊の子孫の方々や箱根湯本の関係者、幕末関係の研究者、歴史ファンを集めての慰霊祭です。そこで私に、この戦いについて話をして欲しいという依頼が来たのでした。私もほそぼそと調べてきていましたし、池内さん、なぎささんの熱意にほだされまして、はい、承ることにしました。もっとも、遊撃隊については、池内さんたちの方がよっぽど詳しくて、私なんぞほとんど知らないと言ってもいいくらいです。でも、逆に、箱根の戦闘については、それこそ箱根の方たちも知らないくらいですから、お話しする意義は十分ある!と、勝手に思っております。とはいえ、これから勉強です(^_^;)

日時は、今年の6月2日の日曜日、今のところ、箱根町立郷土資料館の学習室で講演をして、その後、早雲寺で碑前法要を開催する予定になっています。本来ならば5月26日に開催する予定でしたが、箱根関所で大名行列が開催されるということで、1週間延期になっていたのでした。実はこの日は、上の娘の結婚式で、私、すっかりそのことを忘れていまして、承ったことをかみさんに話したら、「バッカじゃないの」と叱られました(^_^;)1週間延期になってホッとした次第です。

碑前祭については、新しいことが決まり次第、随時、こちらで報告します。歴史ファンの方にも呼び掛けたいとのことですので、興味のある方はぜひ足をお運びください(^_^)v

こちらは早雲寺の遊撃隊顕彰碑と箱根町立郷土資料館に展示されていた大砲の弾丸です。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
モバイルバージョンを終了