いよいよ4月1日から募集開始!幕末遊撃隊 己巳一五〇年
今日で3月も終わりですね。明日からいよいよ4月…。ということで6月2日に箱根湯本で開催される「幕末遊撃隊 己巳一五〇年」の募集が始まります。
この場合の遊撃隊は、幕府彰義隊の一派で、上野戦争後に房総半島から真鶴半島を経て、箱根、小田原、沼津へと転戦していきます。上総国請西藩主林昌之助忠崇や人見勝太郎、伊庭八郎らの活躍で知られていますね。詳細は省きますがね箱根山崎では小田原藩との戦闘が発生しまして、これが東海道で唯一起こった戊辰戦争「戊辰箱根戦争」です。その激戦地山崎の戦いでは、伊庭は左腕を失いますが、その後伊庭らは北海道箱館まで転戦していきます。五稜郭の戦いで遊撃隊が壊滅したのが明治2年(1869)、それから150年の慰霊祭です。
当日は、13時から箱根町立郷土資料館で同館学芸員の高橋秀和氏さんと私が戊辰箱根戦争についての講演を行ないます。高橋さんは、「戊辰箱根戦争の舞台、箱根の様子と人びと」と題して、主に箱根戦争の現場であった箱根の視点から講演していただきます。私は「戊辰箱根戦争とは何だったのか?-幕府遊撃隊と小田原藩の苦悩-」と題しまして、箱根戦争の経緯をたどりつつ、とくに小田原藩側からの視点で話をしたいと思っております。郷土資料館の学習室は狭くて、限定40名ですので、お申し込みはお早めに(^^)/
続いて15時20分からは、臨済宗早雲寺に舞台を移しまして、本堂の前庭で伊庭八郎の流派、心形刀流(しんぎょうとうりゅう)の演武が行なわれます。演じていただくのは、伊勢亀山心形刀流赤心会の皆さんで、わざわざ三重県からお越しいただきます。これにはそもそもチャンバラ好きであった私もワクワクしております。
そして最後は、早雲寺にある遊撃隊の碑の前で碑前法要「遊撃隊戦死士墓前祭」を執り行います。こちらは参加に制限はありませんが、せっかくですので、たくさんの方にお越しいただければと思っています。それよりも絶対晴れて欲しいですね。詳しくはチラシをご覧ください。
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