クラファイト④ 緒形拳さんのエッセー

お知らせ
クラファイト④ 緒形拳さんのエッセー

それにしても新型コロナウィルス対応で世の中は騒然ですね。私も3月に予定されていた研究会、シンポジウム、ワークショップの類いはすべて中止になりました。おがげさまで仕事がはかどりそうです…(^^;)

本日は2月29日。4年に1度の閏月ですからね。クラウドファンディングをする身になってみたら、1日得したような気になっています。おかげさまで現在、サポーターが64人、支援総額が1,034,500円で、達成率が51%に達しました。2月中に100万円を達成することができましたのも、ご支援いただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。とはいえ、まだ半分。ますますのご支援をお願い申し上げます。まずはサポーター100人を目指したいですね。後、36人です。

さて、本日はリターンの内、1万円からお届けいたしますところの「冊子」についてです。

今回の展覧会のおおもとは、2017年度にから始まった本学文明研究所研究プロジェクト「戦後大衆文化の基礎的研究-緒形拳氏関係資料の整理をめぐって-」でした。3か年計画でしたから、本年度は最終年度として、昨年の10月14日から11月19日の日程で、「軌跡-名優緒形拳とその時代-」展を11号館付属図書館の展示室で開催しました。ただいま研究成果の第2弾として、緒形さんの舞台・テレビドラマ・映画に関する全出演作品目録を文明研究所紀要の『文明』No.24に掲載する予定になっています。

今回制作する冊子にも当然、この全出演作品目録は収録する予定です。『文明』は、PDFファイルで公開されますが、どうしても印刷冊数とか限られます。だから、もちろん、形式も変わりますし、もっとグレードアップしたものを収録する予定です。『文明』版にはドキュメンタリーなどについては収録しておりませんし。

これを基本として、できれば緒形さんの代表作に関する写真とかポスターとか収録したいところですが、これには様々な権利や二次使用権がかかりますので、現在のところどうなるかまだよくわかりません。

これらは今後の課題として、どうしてもこの冊子に収録したいものとして、緒形さんのエッセーといったらよいのでしょうか、書き残した文章がかなりありますので、これはぜひとも見ていただきたいと思います。もちろん、中心となるのは「俳優」「役者」としてのさまざまな言説です。俳優人生のスタートになった劇団新国劇時代のこと、恩師である劇作家北條秀司のこと、師匠の島田正吾、辰巳柳太郎のこと、役者としての心構えなどです。また、ドキュメンタリーにも関連して、時事問題や社会問題、自然や環境への提言など幅広い分野にわたっていろんなことを書き残していらっしゃいます。

筆書きの原稿
ペン書きの原稿
鉛筆書きの原稿

ご覧のように原稿用紙に筆で書かれたもの、ペンで書かれたもの、鉛筆で書かれたものがありますね。書家といったら緒形さんに叱られますが、やはりその独特の文字も魅力です。できれば主なものだけでも写真版にして(影印といいます)見ていただけたらと思っています。

もちろん、これらは企画の一部です。また、企画が進んだら報告しますね。絶対、魅力のあるものを作ろうと堅く心に誓っています。ご期待ください。

ご支援のほど、よろしくお願いいたします。→ https://academist-cf.com/projects/168?lang=ja

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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