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クラファイト⑬ 「緒形拳さんのアーカイブを構築し、大衆文化の変遷に迫る!」達成まであと少し…。

2月10日から始まったアカデミストのクラウドファンディング「緒形拳さんのアーカイブを構築し、大衆文化の変遷に迫る!」も残すところ後半月、15日となりました。

現在のところ、サポーター131名でご支援総額1,950,000円、達成率97%まで来ました!本当に後一歩です!ラストスパートにぜひともご支援をお願いいたしますm(_ _)m

思えばいろんな皆さんに声をかけまくり、メールを出しまくりでご迷惑をおかけしております。資料整理作業もまだまだこれからです。展覧会に向けてはポスターやパンフレット、写真などの二次使用、肖像権等々の交渉にも臨まなければなりません。ご支援いただいた資金はこうした事業に使わせていただきます。

繰り返しになりますが、なぜ緒形拳か?といえば、ひと言で言えば、その役者人生を通して、メディアの変容をはじめとした戦後大衆文化の歴史を振り返ることができること、それがそのまま戦後の歩みそのものを物語っているということです。それはどんな特徴を持っていたのか?

役者の世界に飛び込んだ1958(昭和33)年から2008(平成20)年まで、この半世紀に舞台から映画、テレビと各分野でまんべんなく活躍していった役者さんはそうそういるものでありません。舞台出身からテレビ、映画へと飛躍していった役者の走りであったともいえますし、今でも他の追随を許さないともいえるでしょう。それはまさしく、敗戦後の日本が復興し、現在までの激動の軌跡と軌を一にしています。私たちの課題は、資料整理をしながら、それらを歴史の視点から位置づけ、展覧会にどのように活かしていけるかです。それは口で言うほど生やさしくないなと改めて思っています。まだまだ研究していかなければなりません。そのために「緒形拳研究会」を立ち上げました。文豪や芸術家であればそうした研究会が数多くありますが、これもまた新たな試みです。

新型コロナウイルスの影響で世の中が騒然とする中でお願いすること自体が心苦しいのですが、時は待ってくれません。大学も学生の入構が禁止されるという非常事態ではありますが、焦らず、騒がず、さりとて歩みを止めることなく秋を目指していきたいと思いますので、今一歩のご支援を重ねてよろしくお願い申し上げます。

https://academist-cf.com/projects/168?lang=ja

展覧会チラシ
チラシの裏面
クラウドファンディングのリターン(御礼)
クラウドファンディング 銀行振込用紙

画像をダウンロードして印刷していただければ、ファックスでのご支援のお申し込み→銀行振り込みもできますので、ぜひご活用ください!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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