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続報 緒形拳展 メーキングビデオ編集!

「緒形拳とその時代-戦後大衆文化史の軌跡」展の続報です。

前回は、関連企画として11月21日(土)の午後(時間未定)に開催予定の豊川悦司さんとTBSプロデューサー貴島誠一郎さんによるトークショーについてご紹介しました。この他、関連企画としては、先陣を切って、11月7日(土)の14時から、東京学芸大学名誉教授でNHK大河ドラマの時代考証でも知られる大石学先生に「峠の群像」についてお話しをしていただきます。「峠の群像」は、1982年に放映されたNHK大河ドラマ20作目の作品で、第3回目の「太閤記」以来、緒形さんが2回目の主演を務められた作品です。

「峠の群像」は、堺屋太一さんの同名の小説を原作としたもので、元禄15年(1702)12月14日に、播磨国赤穂藩浅野家の元家臣たちが、主君浅野内匠頭長矩の仇として吉良上野介義央宅に討ち入りをした「元禄赤穂事件」、いわゆる「忠臣蔵」を題材にしたものです。ネタばらしはとりあえず控えて、大石先生は年齢的に言って、もちろんこの作品の時代考証を担当されたわけではありません。近世中期、もっと正確にいえば8代将軍徳川吉宗による享保の改革を専門とされる先生に、その前代にあたる元禄期の代表的な事件について、それこそ考証していただこうという企画です。

大石先生は、20代に関東近世史研究会の常任委員をやっていたときからですから、もう30年以上のつきあいになります。なので、大石先生というより、大石さんといった方が肩が凝らないので、以後はそうさせていただきます(^^)大石さんが学芸大学の副学長をされていた2015年から17年まで、代打で授業をしていました。このサイトでも当時のことはツラツラを書いています。それにしても武蔵小杉は遠かった…(^^;)

大石さんが緒形版「忠臣蔵」についてどんなお話しをしてくださるか、私自身も楽しみです。

それから12月5日(土)の14時からは私が、仮題ですが「俳優緒形拳とその時代-戦後大衆文化史」と、展覧会のタイトルそのままのお話しをさせていただきます。また、10月10日(土)の旧体育の日と、同25日(日)、11月8日(日)、同22日(日)の4回に分けて、私自身が展示解説を行ないます。これも14時からです。

そんなこんなで昨日は、クラウドファンディングのリターンを兼ねたメーキングビデオ編集会でした。

こちらは2007年、NHK大河ドラマの第46作目「風林火山」で、GACKTさん演じる上杉謙信の軍師宇佐美定満役を務められた時のものです。なぜこんな映像があるかというと、マネージャーのハッピーさんが撮りためていらっしゃったからです。こちらには、GACKTさんはもとより、主人公山本勘助役の内野聖陽さん、上杉謙信役の市川亀治郎さん(現・4代目市川猿之助)とインタビューを受けるシーンなどもあります。

なぜ、これだけの人が揃うかというと、川中島合戦のロケを撮影したものだからです。もちろん本番ではなくてオフショット?いやオフビデオです。それだけにロケの裏側が見えて、実に面白い!自画自賛!!こんな近くでオフのビデオが残っているなんて通常はあり得ませんから。別に私が編集しているわけではないですけれどね。あと、ひとり芝居「白野」の舞台のメーキングも編集中です。こちらはまたいずれ。もちろん編集したビデオは、展覧会の会場で流す予定になっています。

それからもう一つ、こちらはスペシャルです。何か?ですって?それは会場にてのお楽しみということで(^^)/

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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