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緒形拳関係資料アーカイブ・カフェ

まずは昨日の続きになります。長なすにゴーヤ(にがうり)、ミョウガを油炒めににして、ふるさとの溜まり醤油で食べる。これが最高なんです。それをそうめんのつゆに入れてそうめんを食べても美味しいですよとも書きました。昨晩の食事ですが、これです!

実家ではそうめんは必ず氷を冷たい水にひたしておきます。右側が長なす・ゴーヤ・ミョウガ炒め。右下がそれに醤油をかけたところ、そしてその左側はそうめんつゆに長なす・ゴーヤ・ミョウガ炒めを入れたことです。あ、上に写っている「まる昌醤油」が実家で長ずっと使っている地元の溜まり醤油です。

さて、本日のタイトルですが、ただいま夏休みに入って大学院生や学生たちが一生懸命緒形拳さんの資料を整理してくれています。いや、緒形さんだけではなくて、劇作家の北條秀司関係資料も整理しています。

こちらも昨日の写真ですが、緒形さんの写真に台本や葉書・書簡、そして北條先生所蔵の演劇関係資料の整理を進めています。まったく地味な仕事です。左下はちょうど写真を整理しているところですね。

こんな作業のいっぽうで、ただいまタイトルのような計画を立てています。せっかくですから、こうした作業に興味のある皆さんにも体験していただこうかというもので、題してアーカイブ・カフェ!

緒形さんの資料は、台本、パンフレット、ポスター、チラシ、写真、葉書や書簡、スクラップブック、さらには自筆の書画など多岐にわたっています。質、量ともにすぐれた資料群だと思います。私どもは大衆文化史、近現代芸能史研究の一環としてこの作業をやっていますが、そもそも俳優さんでこれだけの資料を残されている方はいないんじゃないかと思います。樹木希林さんなどは何も残さないできれいさっぱりに、いわゆる断捨離を旨とした生活をされていました。忙しい俳優さんたちは自分の足跡を残すということろまでいかないのかなと思います。場所も取りますし…。

緒形さんがこれだけの資料を残されたのは、恩師である北條先生の影響でしょう。いずれにしても俳優という職業でどんなのものが残されるかということを知る上でも貴重な資料群だと思っています。台本だけは残しておくということはあるかも知れませんが、そもそもどんなものが残されるべきかの基準となるということです。それこそが「アーカイブ」なのです。

そういった資料群を一緒に整理してみませんかということです。作業としては、台本やパンフレット、写真などに資料番号を記したシールを貼る作業をお願いしようかと思っています。そうすれば資料そのものをみることができますから。

実は9月に2回実施しようと思っていたのですが、最近の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を考えると、ひと月延ばした方がよいではないかということになりました。9月だったら秋学期が始まる前ですからやりやすいと思ったのですが…。

どちらにしても、アナウンス自体はひと月前が一般的ですから、9月にやるとするなら今、告知する必要があります。それも難しいですが、計画だけはアナウンスしておこうかと思った次第です。すでにtwitterで興味があるかアンケートをとりましたこともあります。

こちらがその結果です。65票の回答のうち、ぜひ参加したいが22%ですから14.3%。興味があると言ってくださる方は実に60%=39名もありました。ありがたいことです。

何とかやれたらいいなと思いますが、できれば皆さんのご意見を聞かせて欲しいですね。

今日はお休みでしたが、明日はまた作業の続きです。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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