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【予告】歴史コラムで「幕末維新期の騒乱と東海道」を連載します。

今年は、第15代将軍徳川慶喜が大政を奉還してから150年になります。ゴールデンウィークに四国に行って、高知は山内神社の「大政奉還を慶ぶ山内容堂公」の像を見たのも何かの縁ではないかと、強引にこじつけて、「歴史コラム」の中で、幕末から維新のことについて少しまとまったことを書いてみようと思っています。このサイトでは日本の歴史、ことに江戸時代史について発信を続けたいと思っているのですが、それだと散漫になりかねません。そこで、何か一つ筋の通ったものをと考えていました。
とはいっても、何の脈絡もなく書き進めていったのでは意味がないので、ここでは『大磯町史』で専門委員を担当して時代に書いた通史編をもとにしたいと考えています。「地域」からみた幕末維新です。幕末の志士や、草莽層、新撰組などといった血湧き肉躍る話ではなくて、残された史料をもとに地域にとっての幕末維新について描いてみたいと思っています。ですから、中心となるのは、当然、相模国淘綾郡大磯宿(現・神奈川県中郡大磯町)です。ただし、この時期は、宿場町が単独で動くと言うことはそうそうなくて、だいたい東海道の宿場が連携しながら動いていくというのが普通です。だからタイトルを「幕末維新期の騒乱と東海道」としました。本文はである調で書いていきます。

6月1日(木)から始めます。どれくらいの連載になるのか、どれくらいの頻度で書けるのかまだ未定です。大いなる実験となりますが、史料にもとづいて著述する地域の幕末維新!どうぞご期待ください!!

2013年 相武地域史研究会シンポジウムの報告風景(於.東海大学湘南キャンパス松前記念館講堂)

 

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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