Professor's Tweet.NET

クラウドファンディングに挑戦します!ご支援をお願いします。

以前、ちょっとだけつぶやきましたが(http://www.ihmlab.net/tweet/tweetblog/5339/)、改めてクラウドファンディングに挑戦します。主にインターネットを通じて不特定多数の人々や組織などに資金の提供や協力などをお願いするものです。初めての挑戦です!

クラウドファンディングをお願いする目的は、小田原市立図書館に寄託されている「吉岡由緒書」を翻刻することです。吉岡家は、小田原藩知行高340石取りの中堅藩士でした。「由緒書」と言っても、ただ単に吉岡家の来歴を綴ったものではありません。吉岡家の初代実疑(さねよし)が、寛永19年(1642)に大久保家に仕官して以降、明治4年(1871)の廃藩置県に至るまでの230年、9代にわたって書き綴った小田原藩の一大記録なのです。しかも吉岡家は、御勝手方役人(財政担当役人)や幕末に番方役人(軍事担当)を務めることで、藩の命運とともにありました。小田原藩は藩の史料がほとんどありませんので、それだけでも貴重な史料なのです。何より小田原藩は、関東の西の守りを任され、老中を輩出する名門の譜代藩です。ですから、「吉岡由緒書」を翻刻して世に問うことは、小田原藩のみならず、幕政史ひいては江戸時代史像をのものを問い直す史料と信じています。

クラウドファンディングの挑戦には、研究専門のアカデミスト株式会社https://academist-cf.com/)にお願いしています。史料を寄託された吉岡家から翻刻の許可もいただきました。計画シートも提出しました。ただ、アカデミストのサイトを見ると、圧倒的に理系の研究が多く、それらに比べると、ちょっとというか、かなり地味な研究ですね(^^;)

だから、自信はまったくありません。でも頑張ります。進行状況については、このサイトで順次つぶやいていきたいと思っています。ご協力、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!!

お化粧直しをした小田原城と「吉岡由緒書」…これは京都の蛤御門の変(禁門の変)について書かれた部分です。小田原藩も京都の守衛に兵を出していました。


投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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