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SONY DIGITAL PAPER DPT-RP1

暑かったり寒かったりで、どうも気候が落ち着きませんね。長袖を着たり、半袖にしたり、毛布をしまったかと思えばまた出したり、いやはや。

さて、本日紹介しますのは、SONYのDIGITAL PAPERです。研究費で購入してみました。DIGITAL PAPERと言うだけあって、一切の不要な?!機能をカットして、PDFファイルを読み込むこと、文字を書き込めること、しかもモノクロであることに特化した機種です。DPT-RP1はA4サイズで他にA5サイズもあります。私は論文等を読むことも考えて、A4サイズにしました。

で、結果はというと、これは結構、人を選ぶだろうなと思います。まずモノクロであることですね。だからPDFファイルとして読み込んでも場合によっては見づらくなります。ただ、私は基本的に文字ベースの論文や書籍を読むことになりますからあんまり関係がないですね。それよりも私は論文等を読むときに線を引いたり、行間にいろいろと書き込むタイプなので、これはいいかなと思います。DIGITAL PAPERは、書き込むときには専用のペンを使います。そして何より軽い。とにかく軽い。

線を引いて読む

こちらは、コピーしてPDFに変換した『小田原市史』の通史編を線を引きながら読んでいるところです。ちょっとも字が小さいなと思ったら、もちろん、拡大することもできます。

拡大して読む

はい、こちらは拡大して読んでいるところですが、これが優れているのは、この横にノートを開いてメモを取ったり、読んだことを整理することができることです。こんな感じですね。

メモと取りながら読む

これだと読む部分が小さいではないかとお思いかも知れませんが、これもまた拡大することができます。

拡大してメモを取る

こんな感じになりますね。このノートの部分は、もちろん論文等とは別に表示することもできます。で、これをパソコン上で開いて印刷することももちろんOKです。書いたものもPDFファイルになっていますから、リーダーなどで読み込んで印刷ができるということです。

読書のために線引きやメモだけではなく、DIGITAL PAPERですから、もちろんノートとしても使えます。私はまぁ古い人間なのからでしょうか、やはり手で書いて、それも矢印でひいたり、概念図にしてみたりとまさにメモを取って考えるタイプなので、パソコンよりも自由度が高いメモが好きなのですね。だから、ノートは書かせませんでしたが、ノートが増えたらなかなか管理がたいへんだし、そもそも書いたメモやノートがどこに行ったかわからなくなる。これまでも紙に書いたものをスマホなどに読み込むものとか使ってみたのですが、どうも使い勝手が今一つ。ところがこれはとにかく大学ノートにいつも書いているように書けばよい。

メモを取る

こちらは実は、先の読書ノートをそのまま表記させただけなのですが、とにかく、こうやってノートに書くように書くことができます。こちらは2ページ分を表示させていますが、縦で1ページに書くことももちろんできます。つまり、私の使い方にあっているということですね。

レスポンスの悪さや、ページめくりの違和感とか、使い勝手についてはまだまだ改善の余地はありそうですが、でも、うん、使ってみて便利だから、ノート派でノートの管理が苦手な人にはお勧めです(^^)

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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