レジュメを切って、パワポを作って…

今日のつぶやき
レジュメを切って、パワポを作って…

ここのところ、明日の大磯町立図書館での講演の準備に追われています。今は卒論がいよいよ大詰めを迎える季節でもあって、すべてが自転車操業です。ただし、今年は東京学芸大学の非常勤がなくなりましたので、日程的には楽になりました。まぁ~とはいえ、気持ちがちょっと楽になっただけで、それでゼミ生たちの卒論が進むわけではないので、心配の種が消えるわけではなく、ただ体が楽になるということですね。当たり前すぎるほど、当たり前の話ですが…。

いずれにしても、今はレジュメのほかにパワーポイントも作成しますから、ある意味、二重の負担です。昔は、パワーポイントについては、「あんなもの!暗くして眠気を誘うだけじゃないか!」と、うそぶいていましたが、今では講義型授業も講演もパワポなしでは考えられません。大体は、図表とか図像とかを見せて説明するためで、私は基本的にはパワポにたくさんの文字を詰めたりはしません。ですから、パワポを印刷してそのまま配布するということもしません。レジュメとパワポは補完し合うものだと思っていますから。これは日本史系の研究報告が、ものすごい量の史料とか図表などの資料を載せたレジュメを作成していた頃の名残でしょうか。ワープロからパソコンの時代になって、明らかにレジュメの量は増えました。

それにしても…です。よく最近耳にすることですが、学生のパソコンのスキルの低下は、本当に目を覆うばかりです。卒論をやるのに、エクセルによる文献目録の作成方法から、ワードによる記述の方法、補注の付け方等々、はじめから教えなければなりません。これもよく言われますが、今はスマートフォンもしくはタブレットで事足りる時代ですからね。レポートだって、やろうと思えばパソコンではなく、スマートフォンのフリックで入力してしまって、キーボードに触れる必要すらないともいいます。でも、今の事務系作業にはパソコン、というかキーボード入力は必須ですから、社会人になってからでは困るではないかと。とはいえ、パソコンも安いものではなく、入門機でも4万円前後しますからね。黎明期から知っている私たちにとってみれば十分安い!一番はじめに買ったパソコンはNECのPC-9801で、まだアプリケーションソフトもフロッピーディスクで動かしていた時代でした。

話がそれてしまいました。なんとか、レジュメも印刷しましたし、パワーポイントも作成しました。私にとっては早いほうです(^_^;)明日は最高で40名ですから、これくらいであればレジュメもカラーで印刷して持ち込みます。だいたい1クラス分だと思えばね。町田市立自由民権資料館でも講演もそれくらいでしたから、同じくです。当然、印刷枚数も増えます。一応、印刷して自動でホッチキスをしてくれる機械がうちにあるますのでね。

で、何がいいたいかと言うと、要は労力の割には講演料が安いぞ!と…(^_^;)同じような話をする頑張りましょう講演と違って、こちらは元ネタは一緒でもその地域にあわせてアレンジしていきますから、史料も見なくちゃいけないし、いろいろと調べる必要もあります。今回の大磯の講演も実は3年前に本学で開催した、相武地域史研究会シンポジウムの基本報告です。ただ、当時は時間も短かったですから、レジュメはある程度踏襲しながら、パワポは新たに作り直すなど、プラスアルファで望みます。やれやれ頑張ります!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

コメントを残す

コメントを残す

«
»
  • LINEで送る