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「史料管理学演習」の準備

来週の月曜日、2月18日からいよいよ2018年度の「史料管理学演習」が始まります。22日の金曜日まで5日間の予定で、計14コマ分の授業を行ないます。史料管理学演習は、歴史学科日本史専攻のウィンターセッション科目の一環で、第1回目が2006年度でしたから、今回で13回目となります。改めて振り返ってみるともうそんなになるのですね。私が専任になって教育研究所(現・教育開発研究センター)に配属になったのが、2007年度で、その当時は研究所は4号館にありました。また、いつも作業を手伝ってくれる学園史資料センターは同窓会館にあって、そこで授業をしたものでした。どちらも2014年度に5号館に移転され、さらに教育開発研究センターは一昨年の2017度から実験棟F館に移転となりました。その間もあたふたしながら続けてきたわけですね。

今回の史料管理学演習は、実験棟F館に移転してから2度目となります。前回から同館内の「共同会議室」を教室にあてているのですが、今年は履修者が12名と結構多いです。今までで1番多いですね。そうなると休憩も含めて、作業場としてはちょっと手狭です。そこで今回は、教育開発研究センターの成川所長にお願いして、同センターの共同研究室を使用させてもらうことにしました。といっても、共同会議室と教育開発研究センター共同研究室は隣通しですので、都合がいいのです。第1日目は、史料管理学に関する講義になりますので、共同研究室を使わせてもらい、2日目からの作業は共同会議室で、共同研究室は休憩室として使用させてもらうつもりです。また、史料の整理状況によっては、両方で作業をすることも予定しています。

1枚目の写真が共同研究室で、講義用にレイアウトしたところです。電子黒板もあって、ここにPowerPointのスライドを表示できますから便利ですね。2枚目の写真は共同会議室で、4名ずつ3つのグループに分けて作業を進めていこうかなと思っています。実質的には2人ひと組×2で1グループ×3ですね。

史料管理学は座学ではなく、実際に史資料を使って作業します。今年度は、伊豆国田方郡土手和田村(現静岡県伊豆の国市韮山)に伝来する江戸時代からの古文書と、名優故緒形拳さんの資料をあつかう演習を行ないたいと思っています。実際は火曜日からになりますが、長いようでも作業となれば、4日間はあっという間に過ぎてしまいます。時間と作業の配分を上手く考えながらやらないと中途半端になってしまいます。今は作業工程を吟味しているところです。史料管理学演習が始まりましたら、毎日、授業や作業のようすをアップしたいと思います。乞うご期待!!それにしても正直、1人で12人をみるのは辛いですね…(^^;)それを含めてお楽しみに!

あ、そうそう!明日は、史料管理学演習で整理する資料の運び出しでまた緒形邸の調査に行きます(^^)

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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