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史料管理学演習 最終日。緒形拳氏関係資料 ここまで整理できました!

昨日からこのサイトを書いているWordPressの使用が突然、変わってしまって、まだまだ書き込みにとまどっています。少しくらいの変化なら対応もしやすいのでしょうが、フルモデルチェンジですから、とまどうことばかりです…。

さて、月曜日から始まった史料管理学演習もいよいよ最終日です。それにしても、数の力は大きいですね。古文書の資料整理でとまどっていた学生たちもこうした現代資料の整理については、やり方さえマスターすれば、ガンガンやってくれます。

絶賛作業中

今日は、スクラップブックの整理が中心だったのですが、あっという間に仕事を進めて、午前中にはほぼ終わってしまいました。恐るべし!その結果こうなりました。

史料管理学演習前の書棚
史料管理学演習後の書棚

28冊だった台本のファイルは40冊まで増え、26冊だったパンフレットのファイルは、42冊まで増えました。凄いですね。また、スクラップブックも68冊追加しましたが、バラのスクラップもあって、これをファイルに入れるとまだまだ増えます。このスクラップブックは、以前にも書きましたように、緒形さんがNHK大河ドラマ「太閤記」に主演された1965(昭和40)年からお亡くなりになる2007(平成19)年まで、実に42年分あります。これが緒形拳研究の基本資料になるのは間違いないですね(^_^)v新聞や雑誌に載った、本人のインタビュー記事だけではなく、批評や批判の記事までありますから、ある程度客観的に見ていくことのできる資料ですし、なによりこの研究の目的であるそれぞれの時代背景に緒形拳という俳優や作品を位置づけていくことが可能になります。それにしてももし、全部を入力するとしたらもの凄い労力ですね…。毎度愚痴になりますが、資金が欲しいです。

中にはこんな資料もありました。スケッチブックの表紙は白雪姫と7人のこびとですね。コクヨのスケッチブックなのですが、時代を感じます。これに緒形さんの太閤記に関する新聞や雑誌の切抜きを集めたスクラップブックです。太閤記を見て緒形さんのファンになった熊本の高校生が、緒形さんのために作り、プレゼントしたものです。中には同級生たちのインタビュー記事等もあって、当時のファンの生の声を聴くことできる貴重な資料です。日付は昭和40年7月16日。まだ、太閤記は放映中のことですね。「拳ちゃん お誕生日おめでとう!」の書き込みにも分かりますように、緒形さんの誕生日、7月20日に向けて作ったのですね。

だいぶ痛んではいますが、すでに54年の月日が流れています。緒形さんをこのスクラップブックを亡くなるまで大切に保管されていたのですね。もし、このスラップブックの贈った方がご存命なら、どんなに喜ばれるだろうねとみんなで話をしたものでした。こうしたものに出会えるもの資料整理の楽しさです

【お知らせ】秋の展示会は、建学祭の時期に!

今年の秋に本学付属図書館11号館展示室で研究成果の一端として展示会を開催することについては、先にもお知らせしましたが、紅谷図書課長のご配慮で、本学の学園祭である建学祭の時期、11月1日から3日までの期間を含むことになりました。詳細が決まったらまたお知らせいたします(^^)/

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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