氷雨桜 授業の始まった日に…

今日のつぶやき
氷雨桜 授業の始まった日に…

本日10日からいよいよ2019年度の授業が始まりました。初日は2時限目に日本近世史基礎演習、4時限目に卒業論文基礎2の2コマでした。今年の日本近世史基礎演習は、小田原藩士の記録「吉岡由緒書」の中より、文久3年(1863)8月18日の政変から元治元年(1864)の禁門の変、そし京都から福井への水戸天狗党追討に関する部分を読んでいくつもりです。もっとも、天狗党追討までいけるがどうかは結構怪しいです。

それにしても寒い1日でした。神奈川では箱根はまず雪ですね。東京でも舞ったといわれていましたし、東北は本格的に降ったようです。3月の下旬には咲き始め、満開を過ぎたはずの桜も散ることを躊躇しているようで、氷雨の中をじっと耐えているようでした。本来ならば花散らしの雨のはずなのにです。

1号館の赤い鉄塔を眺めて
枝の間から雨に煙る3号館
冷たい雨の中、桜の下をくぐれば
授業も終わったから帰ろう

こちらは準硬式野球場の隣の小路です。中央通りを通ると、私の研究室のある実験棟F館から14号館の教室まで遠いので、この裏道を通ります。その分、桜が艶やかなのですが、いかんせん、寒くてそんな気分ではありません。こちらは授業が終わった後ですね。

一夜明ければ…

昨夜は、本日の授業の準備をした後に書き始めて、途中で力尽きてしまいました。改めて今日はまた、よいお天気になりました。雨上がりで空気も澄んでいて気持ちがよいです。昨日の風景を改めて今日写してみるとこんな感じです。

4月11日の風景

青空に浮かぶ白い雲と桜、そして校舎それぞれが呼応しているようです。これは午前中の風景ですね。

本日は、2時間目と4時間目が現代教養の基礎教養科目「人文科学における歴史学」でした。さすがに久しぶりに100分話をするのは疲れました。これこそいろんな工夫が必要なのでしょうが。とりあえず、本日は、何をやるかについて説明しなければなりませんからね。この授業はさしずめ史学概論とでもいうべき内容になっていきますが、正直なところ、歴史学ではない他学科の1年生を相手に「歴史学とは何か?」について話をするのは難しいですね。正直、先が思いやられます(^^;)月曜日は、1時間目と2時間目が「人文科学における歴史学」で。4時限目は、旧カリキュラムで「江戸学と現代社会」です。まだ、こっちの方が聞いてもらえそうで…。いずれにしても、月曜日はほとんど桜は散っていますかね。

散らばこそ いとど桜は めでたけれ…。今日はとにかく疲れたわん(>_<)

桜ごしに3号館を望む

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

『氷雨桜 授業の始まった日に…』に2件のコメント

  1. Fujiko Fran Yamashita より:

    そちらは寒そうでしたね、桜きれい、すごい!

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