花盛りの庭たちへ 2019

今日のつぶやき
花盛りの庭たちへ 2019

今年の5月は全体的に気温が低くて、我が家の庭の花も何だか咲くのが遅かったようです。エゴノキ、バラ、カンパニュラ、アイリス、マンサク…。いつもは5月GW時分が盛りですが、今が花盛りです。

花盛りの庭

今年はエゴノキの花が鈴なりになりました。ここのところ、樹勢が弱っていて、花が少なくなっていたのですが、剪定して肥料を与えたら、今年は本当によく咲いてくれました。

玄関の前から

エゴノキは別名で、ジシヤ、チシャノキ、ちさの木などとも呼びます。ちさの木というのは、どこか可愛らしい響きがあって好きですね。このちさの木、かぶきの名作「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」にも登場します。仙台藩の伊達騒動を題材とした物語です。この「政岡忠義の段」で、我が子千松を主君の鶴喜代君の代わりに毒を飲ませ、証拠が残らないように探検で突き刺してしまう政岡…。その前段の「御殿の段」で、鶴喜代君のご機嫌をとるように、政岡が千松に「いつも歌ふ雀の唄、歌ふて御前の御機嫌とりや」と言われ、千松が涙でしゃくりながら「こちの裏のちさの木にちさの木に、雀が三疋(ひき)止まって止まって、一羽の雀が云ふことにや云うことにや」と歌う場面です。詳しくは、こちらの昔のBlogをご覧ください。 → http://www.ihmlab.net/wp/?p=297

もう8年前になるのか…。この頃のちさの木は高いなぁ。でも、ちさの木の下の花は、ずっと多くなって、全体が華やかになっています。かみさんの力ですね。あ、カンパニュラは白いのだけが咲いていて、他はまだ蕾のままです。

庭の花々

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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