《緒形拳研究会》横浜市歴史博物館にて

今日のつぶやき
《緒形拳研究会》横浜市歴史博物館にて

本日(30日)は、横浜市歴史博物館へちょっと行ってきました。横浜市歴史博物館では、現在、「”道灌以後”の戦国騒乱-横浜・上原家文書に見る中世-」という企画展をやっております。

”道灌以後”の戦国騒乱

”道灌”は、言うまでもなく、太田道潅のことです。道灌以後、小田原北条氏に、関東管領の地位を狙って関東に進出する越後上杉氏などの動向を文書で探っています。新出文書もいくつか展示してあって、なかなか見応えのある展示ですが…残念ながら、展示は明日、31日までです。

でも、今回の目的は、ハッピーさんに、緒形拳さんのマネージャーだった岡田さんに企画展示場を見てもらうことが目的でした。井上副館長と小林学芸員に案内してもらいながら、来年に予定している緒形拳さんの展示会について打ち合わせです。結構、広い会場に、可動式の展示施設。それらをどうやって使うか、どんなコンセプトで展示をやっていくのか、ハッピーさんにとってもなかなか刺激的だったようです。展示企画はまだまだこれからですが、博物館でやる以上、研究的にも認められるようなものをめざす必要があります。少なくとも、ただ緒形さんを知ってもらうだけではなく、1950年代から2000年代までのスパーンで、時代や社会の変化の中で位置づけていきたいと思っています。また、いろいろと決まっていくごとにアナウンスしますね。

展示会では、展示会に関連する書籍を並べて、一般の方にも見てもらえるようにします。緒形さんは、自分が出演した作品の原作本はほぼ読んでいらっしゃったようで、関連の蔵書も多数、残っています。それらを並べてみてもらうのもいいですね。
今は、こんな書籍が並んでいました。

先日亡くなった斉藤司君が企画した展示会や、著書、関連した論文や文章をまとめたものです。なくなる直前は横浜開港資料館の副館長でしたが、その前は長い間横浜市歴史博物館にいましたからね。改めて仕事をやっていたんだなと思いました。

今度の日曜日は四十九日の法要です。本当に時間の流れは速いですね。私たち歴史家は、今は亡き人たちのいろんな側面に光をあてていくことが使命の一つだと痛感しております。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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