老神~富岡製糸場~妙義神社

今日のつぶやき
老神~富岡製糸場~妙義神社

群馬紀行2日目は気候にも恵まれました!さすが晴れ男。老神温泉では朝市をやっているというので、早めに起きて覗いてみました。農産物やかりんとうなどを確かに安く売っていました。それよりも驚いたのは、ギネスブックにも載っているという大蛇まつりに使うという大蛇の展示!農家の出ですが、蛇がとにかく苦手なものですから、作り物とわかっていても何だかちょっと気持ちが悪かったですね(^^;)

大蛇は昨日訪れた赤城神社のお祭りのようで、本来は神が追いかけるで「追神」だったものが「老神」になったとか。五楼閣という温泉宿をあとにすると、老神辺りはそばの花が花盛りでした。もうすぐ新そばの季節ですね。あ、五楼閣は、5つの温泉があることから名づけられたとか、刺身などもニジマスやイワナやコンニャクといった地のものを使っていて、飾らず偉ぶらず、とにかく食事が美味しかったです。

さて、目指すは昨日、路線変更した富岡製糸場へ一路!今回の旅の目的はこれでした。世界遺産騒動から落ち着いたかなと思いまして。同時に最近、問題になっている世界遺産には登録されたけれど、ブームが去った後は閑古鳥が鳴いているという問題についてちょっと考えてみたかったからでした。富岡製糸場のように、単体ではなく、ちょっと離れた範囲に関連遺産があるというのは、どうも難しいのではないかと思いますし、何より、歴史が観光に利用されすぎている現在の病巣、地方の衰退が続く中で、嘘であってもそうした資源に頼らざるを得ない現状というのを見ておきたかったということもありました。

実際のところ、連休の中日ということもあって、そこそこ賑わっていました。ボランティアガイドの時間にもあたりましたので、45分くらいお話を聞きながら廻りました。それにしてもイヤホンをつけて話を聞きながら案内するスタイルはいいですね。写真を写したり、興味のあるところをしっかり見ていても説明は聞くことができますからね。

こちらが入口で、明治5年(1872)の文字が輝いていますね。東西の繭置場と製糸場などが重要文化財に指定されているということです。右下は、東繭置場の内部になります。

こちらがその製糸場の入口の内部、そして生糸を編むための機会です。それにしても、これらの施設を明治5年から造り始めたというのはやはり驚異ですね。

こちらは座繰製糸の器械をかみさんが試しているところです。繭を煮ながら、数本の糸を向かって右側のハンドルを廻すことによって生糸を編み上げていきます。なるほど!でしたね。ちなみに生糸を磨き上げて撚糸にしたものが絹糸です。こちらにはちゃんとお蚕様も飼っていましたし、桑畑もありましたよ。どちらも懐かしい。

こちらは富岡製糸場のマスコットで「お富さん」というそうです。女工さんですね。後に「徐行」の道路標識があるのは洒落なのでしょうか?

富岡製糸場をあとにしたところで、次は妙義神社へ。昨日は赤城山で今日は妙義山!これで榛名山まで行けば上毛三山の神社を制したことになるのですが、さすがにここまでで時間でした。

日本三大奇景の一つに数えられる榛名山もまた、相馬岳という峰を中心とした山々の集合体のようです。三大奇景の山々は修験の山でしょうし、妙義神社は天狗様に守られた開運の神さまです。左上の本社(拝殿・本殿、幣殿)や唐門、総門と、旧本社であった波己曽殿(左下)が重要文化財だそうです。妙義神社は昔は「
波己曽神社」と賞していたそうです。境内も立派で、何よりマイナスイオンが気持ちよかったのですが、本殿に上がる石段は長くて足元が悪くて参りました(^^;)

帰りは磯部温泉にある市営の「恵の湯」という温泉に入って、一眠りして、さてもう事故渋滞とかなくなったころかなと思って6時半くらいに出たら…家まで4時間かかってしまいました。関越恐るべし。

はい!こちらは今回の戦利品?!「ぐんまちゃん」に「お富ちゃん」です。ゆるキャラ神社の仲間が増えました(^^)

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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