秋晴れ 命日 墓参り
秋晴れというのには、ちょっと暑すぎますね。見上げる空も雲も秋色をしているのですが、どうにも昼間の暑さはなかなかおさまりません。
そんなとある10月のある日…と、言いたいところですが、今日5日は、は緒形拳さんの12回目の命日でした。展示準備の真っ最中ではありますが、せっかくですので、元マネージャーのハッピーさんと待ち合わせて緒形さんのお墓にお参りしてきました。もちろん、初めてのことです。そしてもちろん、手を合わせて、今回の展示会と、来年に横浜市歴史博物館で予定している展示会の成功をお願いしてきました。
そもそも緒形さんが残された資料を整理することから始まったことですが、整理することだけが目的ではなく、大学でやる以上は、そこから新しい研究を立ち上げたいというのが私たちの想いでした。それが「戦後大衆文化の基礎的研究」となるのですが、やっていくうちに、その視点は間違っていなかったと確信しました。いや、もっと大きな、それこそ緒形さん通じて緒形さんが生きていたい時代の歴史層を掘り起こすような研究ができるのではないかという確信を強めてきました。その成果の一環としての展示会です。まさに一環でなければならないのだと思っています。
帰りに眺めた夕日は、それを後押ししているかのようでした。夕日に照り出される海。海に溶け込む前の夕日の輝き。そんなことが表現できれば…何ていえば、ロマンチスト過ぎるでしょうか。
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