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史料管理学演習に向けて…。

入学試験が終わったところで、大学にも春休みの日常が戻って来ました。といっても、休みですから、日常が戻ったのは、主に部活動ですね。何せスポーツで鳴らす東海大学ですから、それはそれは死活問題?!であります。

部活風景

こちらは昨日の写真ではありますが、紅白の梅花の香り漂う下で練習しているのは、女子ソフトボール部です。満開まではもう少しですね。真ん中は陸上競技部、一番下はサッカー部です。それにしても相変わらず施設は素晴らしいです。

さて、今日も大学には出勤しております。来週の月曜日(17日)から金曜日(21日)までの予定で始まる「史料管理学演習」の準備のためです。史料管理学演習というのは、まさにどのように資料を残していくかということについて、その理念と知識と技能(方法論)について学びます。近年はアーカイブという言い方が一般化してきましたね。私の授業はただ単に欧米流のアーカイブだけではなく、日本独自の古文書学や、自分が培ってきた江戸時代の古文書整理の経験を通してカリキュラムを組み立てています。でも、基本は実際に史資料を扱ってみる実習です。日本史の授業はどうしても座学になってしまいますから、これは数少ない実践活動になります。

今年も実習は古文書と近現代史料に分けてやる予定です。古文書はこれも例年の通り、伊豆国田方郡土手和田村(現・静岡県伊豆の国市韮山)を扱います。そして近現代史料は言うまでもなく、緒形拳さんの資料です。今年は10月に横浜市歴史博物館において展覧会を企画していることは既報の通りですが、その準備も兼ねています。幹太さんたちもいらっしゃってくださる予定です。

講義室と実習室

とはいえ、今年も受講生が11名と多いものですから、1日目の講義は教育開発研究センターの第1共同研究室で行ない、2日からの実習を共同会議室で開催する予定です。実は、共同会議室は緒形さんの資料でいっぱいなのでもありました(^^;)とりあえず、PowerPointの準備はOKです。後は今年度のテキストを作成します。といっても、少しずつ改訂するだけですけれどね。

さぁあてぇ1週間頑張るぞー!!

あ、緒形拳さんのクラウドファンディングにご支援いただける方はこちらにお願いいたしますm(_ _)m

https://academist-cf.com/projects/168

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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