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卒論ゼミと遠隔授業

すでに何度もお話ししていますように、本学も新型コロナウイルスの影響で、授業開始は5月11日から、すべては遠隔授業になります。よく最近はオンライン授業という言葉も聞きますが、簡単に言えば、インターネットを使った授業ということです。その中でオンライン授業というのは、インターネットのビデオ会議機能を使ってリアルタイムで授業を行なうことを言います。遠隔授業はオンラインに限らず、例えば録画済みの動画を流してもいいのです。e-ラーニングというのがありますが、これも遠隔授業として使えますし、YouTubeに動画をアップしても良いのです。もちろん、動画だけでなく、例えばPowerPointに音声を乗せてもいいわけです。方法はいくつかありますが、実際は授業の種類、講義か演習系で分けた方が現実的かなと思っています。今のところ講義はすでにPowerPointとテキストがありますから、これを活かさない手はありません。ただ、演習系、つまり卒業論文基礎2と日本近世史基礎演習はオンライン授業でもいけるかなと思っています。とくに卒業論文基礎2、つまり卒論のゼミですね。

ここで困ったのはどのシステムを使うかです。今、一般的に使われているのはZoomというシステムで、本学はどうもマイクロソフトのTeamsを推奨したいみたいです。ただ、Zoomは先のblog「遠隔授業は可能なのか」でも書きましたように、勝手に参入してくる「荒し」をはじめいろんな問題があるようです。それよりZoomにせよ、Teamsにせよみんなが一斉に使ったらたいへんなことになるのではないかと思っています。そこで私自身はGoogleのハングアウト meatをを使ってみようかなと思っているのですが、やり方がよくわかりません(^^;)ただいま苦戦中です。

このサイトとも連携させたいと思いますし、その先の野望もありますので、いろんなことが統一してやれるシステムです。

ま、これらについては追々発信していきます。それより心配なのは学生の方の環境です。大学は気楽にWi-Fi環境を導入せよ、PCかタブレットを購入すること何て言っていますけれど、ことはそう簡単ではありません。そもそもどの家庭もWi-Fiを導入しているわけでもないですし、今の学生はPCを持っていないこともあるようです。スマートフォンで情報の入手は可能ですからね。ではオンライン授業もスマホでやるかというとそう簡単にはいきません。やはり多人数でやるわけですから、できればPCは準備して欲しいところです。

そこでゼミ生にはLINEグループで聞いてみました。まずWi-Fi環境ですか7名全員大丈夫だということでした。PCとなると1人がiPadではダメかと聞いてきましたが、とりあえずは大丈夫かなと思っていました。次に家庭のPCがディストップであればWebカメラが必要になります。これについては2人が欲しいといっていました。

私も37inchのディスプレイを活かすにはWebカメラが必要だなと思ってAmazonや楽天をみてみると、あら!品薄ではないですか。まして欲しいWebカメラは殆ど入荷待ちです。それどころか、最近私もちょっと耳が遠くなってきましたので、ヘッドフォンマイクが欲しいなと思ってこれも検索して見ると…やはり品不足です。いや、これは思った以上にたいへんだぞという感じですね。それ以上に卒論ゼミには深刻な問題があります。

ということで今日は続きます。

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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