新型コロナウイルス。2020年という区切りのよい年、また日本では「令和」という新たな元号の年、まさかそれがこんなにも大きな騒動になるとは誰も思いもしませんでした。そのことの一つ一つについて、私がいろいろという資格も知識もありません。ただ、やたら大騒ぎするマスコミの、どこまでを信じていいのかわかりません。逆に新型コロナウイルスが、免疫力のある人ならばそんなに重症化しないこと、それに比べればインフルエンザで亡くなる人が格段に多いことを指摘する人。果ては、中国や欧米に比べて日本の感染状況や重傷者、死亡者が少ないことをやたら指摘する人もどうかなと思っています。

ただ、自分自身にとって明らかなことは、仕事の開始、私の場合は大学の授業の始まりがゴールデンウィーク明けまで延長され、しかも始まっても春学期は遠隔授業になるということだけです。それについては、また改めて考えていきたいと思っています。

そうした中で、神奈川県医師会長の菊岡正和先生が、ネットで「～神奈川の県民の皆様へ～（神奈川県医師会からのお願い）」という一文を公開されています。このタイトルにリンクをはっておきますので、クリックしてみてください。また、下記にもPDFファイルをアップしておきます。

いろいろな情報の中では、これが一番わかりやすくてまともかな(失礼します)と思っています。3月末まで大学病院で働いていた娘が勧めてくれた文章です。

菊岡先生は、新型コロナウイルの現状にあるので①侮らないで。確かなことはこの未知のウイルスには、本当の専門家がいないこと、だから本当のことは誰にもわからないのですとして②ごまかされないで。よくいわれるPCR検査のあり方についいての報告③PCR検査の本当。さらに胸部レントゲン検査やCT検査についての問題点についての④胸部レントゲン検査やCT検査の困難。そして今の医療現場についての⑤医療機関の現状。そして先生が懸念されている⑥医療機関への偏見や差別。だから⑦一緒に戦いましょう。の7項目からなっています。

改めて言うまでもなく、神奈川県も感染症者が多く、非常事態宣言が出されています。そこでの対策と補償の問題で毎日のようにもめていますが、何はともあれ、病気には正確な知識が必要です。その一つとして何はともあれ読んでみてください。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授

専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで！

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