遠隔授業 とりあえず卒論ゼミのオンラインを試してみました。

今日のつぶやき
遠隔授業 とりあえず卒論ゼミのオンラインを試してみました。

「コロナ禍」が読めずに「コロナ鍋」という文言が流行っているのだそうですね(^^;)それはそれでおもしろいのですが、これも流行病と社会みたいなイメージで、将来の歴史学者に分析されそうです。

流行っているといえば、もう大学は遠隔授業一色に傾いているようです。もう善し悪しは別にしてやるしかないので、今日は卒業論文のゼミでオンライン授業をやるための実験をやってみました。ゼミ生は7名だったのですが、午後2時から始めたものですから、1人は用事、1人はアルバイト、1人は音信なしで結局、参加してくれたのは4人でした。これもまぁ~あくまでも実験ですから。

オンラインを試したのは、話題のZoomGoogleが提供しているハングアウトです。まずはこちらの準備から。

Webカメラとヘッドフォンマイク

まずは左側の写真。どう見てもビデオカメラですよね。はい、ビデオカメラです。でもこれWebカメラにもなるのです。Aasonida デジタルビデオカメラ HD1080Pという機種です。前にも少し書きましたように、Amazonを始め、Webカメラそのものが今は品薄になっています。メーカーに注文しても一緒です。なので、Amazonで探して、結局、これを購入することにしました。9,799円です。ビデオはもちろん、SDカードに保存します。その上でちょっとコツが必要ですが、Webカメラにもなるなんてこの値段でお得だと思いませんか?コツといっても、パソコンを立ち上げた後にMODEを押しながら電源ボタンを押すだけです。今、ビデオカメラのディスプレイに映っているこの状態がWebカメラになっているところです。

右側の写真は、ヘッドフォンマイクのRazer Ifrit and USB Audio Enhancer Bundle という機種です。確かTwitterでみたのですが、マイクだけのものは使えない。1万円以下のものはまず使えない。どうせなら、ヘッドフォンと一体型になったものの方が集中できてよいとのことでした。私も年相応に耳が遠くなってきましたし、やはり集中したいこともありまして、ヘッドフォンマイクの購入することにしました。ところが、これもまた品薄なんですよね。で、これもAmazonで探して、軽くてよさそうだったので購入しました。11,362円でしたが、私が買ったときは5%引きになっていて、9,800円で買えました。こちらも1万円未満で買えましたので、お得だったなと思っています。残念ながら、今はAmazonでも品切になっていて、しかも5%引きではないようですね。

これらを装着してZoomを立ち上げるとこうなります。

Zoom

Zoomは背景を任意で設定できますから、昨日撮った湘南キャンパスの八重桜を背景にしてみました。これはいろいろと楽しめそうです。

さて、実際に試してみるには、学生に対してオンライン授業への「招待」を出さなければなりません。これには、Googleカレンダーを利用しました。時間帯を指定して、まとめて招待を送ります。招待するというのは、対象者にメールで会議のアドレスなどを送ることです。といっても煩雑なことはなく、カレンダーで18日の午後2時から3時の間を選んで、ハングアウトを選びます。で、ここがコツなのですが、カレンダーにZoomを設定しておくと、Zoomとハングアウトの両方ともいっぺんにメールを送ることができます。もちろん、この場合、先にGメールのアカウントをとっておく必要があります。招待者もいちいちメールを送るのでは亡く、メールアドレスをExcelに書いておいて、いっぺんに選んでコピーアンドペーストをすれば、そのままいっぺんに登録することができます。もちろん事前に必要なメールアドレスを確認しておく必要があります。

そこでですが、始める前にはLINEで卒論のグループを作っていますので、全員に18日にオンライン授業のテストをすることと必要なメールアドレスを問い合せました。2019年度の秋学期が終わって、ぜんぜん会っていませんからね、みんなには。しかも、これは昨年度に日本史情報処理の授業をしたからわかったのですが、学生のほとんどは、入学した時に割り当てられたメールアドレスをほとんど使っていません。LINEのようなSNSを組み合わせて使うのが最初はいいと思います。

AppleWatchに連絡が…

Googleカレンダーでは、30分前に知らせる設定をしておきましたので、このようにAppleWatchに連絡が入ります。凄いですよねぇ。

で、実際にやった結果ですが、参加してくれた4人とも無事にオンラインに参加することができました。Zoomでもハンドアウトでもできました。ただ、ハングアウトの画質がもの凄く悪いのです。学生たちも言っていました。また、使い勝手もZoomに1日の長があるようです。背景を設定できることもそうですが、共有機能としてPowerPointの画面を見せる手続きあんどもそうでしたね。ただ、どちらも共有はきちんと稼働して、無事にPowerPointの画面を見せながら説明することができました。あ、ZoomではPowerPointで説明している際も小窓に主催者である私が映し出されますが、ハングアウトではその機能がないようですね。もちろん、録画機能もありません。使い勝手的にはやはりZoomかな…。

大学ではどうもMicrosoftのTeamsを使わせたいみたいです。ちょっと使ってみましたが、オンラインとして使うには2つの間というところでしょうか。ただ、授業ではレポートを提出させたりしますから、こうした機能についてはTeamsやGoogleの方が優れているようですね。というよりZoomはテレビ会議やオンラインでの授業に特化していますので、そもそもそうした機能はありません。とはいえ、背景を選べる機能はZoomしかありません。部屋の中をみられずにすみます。ハングアウトではみられてしまいますから、午前中は掃除でした(^^;)

さて、来週はTeamsを使ったオンライン授業のテストもやってみようかと思います。乞うご期待?

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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