Professor's Tweet.NET

ホームページ8年目と3年目

もうとっくに過ぎていたので、すっかり忘れていましたが、4月1日でこのホームページもリニューアルして3年が経ちました。リニューアル以前のホームページを開設したのが2012年で、もう8年前になります。そもそもホームページ開設の目的は、私が所属しております教育開発研究センターの前身である教育研究所の研究プロジェクトとして、栃木県安蘇郡閑馬村(現・佐野市)の閑馬小学校(現存しています)の史料を翻刻するとともに、電子書籍時代の史料翻刻について情報を発信していくためでした。閑馬小学校の史料は明治初年、学制が敷かれてから、明治10年代までの史料で、教育史としてもとても貴重なものです。これは2015年度に無事に刊行することができました。

こうしたプロジェクトを実現するために立ち上げたのが「情報史料学研究所」で、その英語名を「Infoemation historical materials laboratory」とし、その頭文字を取って「ihm ラボ」と略しています。ホームページ開設のために「ihmlab.net」というドメインも取得しました。現在は発信を多くするために「大学教授のつぶやき by 情報史料学研究所」としていますが、基本的な理念は変わりません。こちらが当時のTOP画面です。

現在のTOP画面の「情報史料学研究所Archives」をクリックしてもらえれば、以前のホームページをみることができます。この時はあくまでも教育研究所における個別研究プロジェクトの一環としてやっていて、費用もプロジェクト研究費が出ていました。ところが、3年前に教育開発研究センターに代わってからは、個別研究プロジェクト自体がなくなりました。とくにこの研究は、タブでもわかりますように、プロジェクトとしての史料の翻刻と史料学そして近代文化の3つを核としたホームページでした。また、閑馬小学校の史料翻刻は、明治の村落小学校の研究、つまり教育史研究の一環という位置づけでした。

いずれにしても、個別研究プロジェクトでなくなった以上、続けるなら自費になりますので、プロジェクトにとらわれずにもっと自由にやろうと思ってリニューアルして今に至っています。

それにしても不思議なもので、現在は、俳優緒形拳さんの史料整理とその成果としての展覧会の開催をめざしていますが、緒形さんのお師匠さん兼仲人となるのが北條秀司先生で、今回の展覧会では当然、緒形さんの俳優人生の出発点に位置します。こちらが「近代文化研究」のTOP画面です。

当時は教え子の千田聡君が一生懸命北條資料の整理と研究をやってくれていましたから、結構、充実したページですよ。興味のある方は、「近代文化研究」のトップページをご覧ください。

ついでに、自費でリニューアルするのにあたって、アフィリエイトを導入することにしました。ホームページの維持費を捻出して、できれば少しでももうかればと思ったからです。そこでGoogleとAmazonと契約しました。Googleはいわゆる広告収入で、ホームページに来てもらって、そこの広告をクリックしてもらうほど収入になります。Amazonは、クリックしてみてAmazonのホームページに来てもらうことと、売り上げがあれば一定の収入が入る仕掛けになっています。

まぁ、正直なところGoogleが1年で8000円程度で、Amazonにいたっては1回も報酬が振り込まれたことはありません。それだけ見てくれる人が少ないというわけで、本当にホームページに1年間の維持費が出る程度でした(^^;)世間ではこうやってネットでもうかると言って、さまざまなセミナーに誘ったり、指南を受けたり、本を売ったりしていて、それらを情報商材と言いますが、正直、よっぽど名前が売れないとそうそうもうかるものではありません。それでも毎日書いていけば、2年もすれば固定客がつくみたいなことを言う人がいて、実際、3年ですでに1000件以上投稿していますが、こんな状況です(^^;)そうそううまい話があるわけではないですね。炎上商法というのもよくわかります。とにかくホームページに数多く来てもらえば、広告収入が入ってくるわけですからね。それを商売にするのも悲しいですけどね。

さて、と言うことで(あんまり関係ありませんが)、今日も緒形拳さんが出演したNHK大河ドラマのアンケートをとりたいと思います。下記のアンケートに回答いただければ幸いです。1週間ほどやってみようと思っています。28日迄ですね。

よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
モバイルバージョンを終了