展覧会は…

今日のつぶやき
展覧会は…

昨日から5月!GW真っ盛りです。昨年の5月1日は元号が「平成」から「令和」に代わった日で、世間はその話題で持切りでした。明治以降、一人の天皇に対して元号は一つと決められました。一世一元制ですね。だから、改元は天皇の崩御とともにありました。平成への改元は、昭和天皇の崩御で自粛ムードが世を覆っていました。江戸時代であれば「鳴物停止令(なりものちょうじれい)」という法令が出て、音の出るようなことは自粛を強制されます。

令和の御代は、平成の天皇が譲位されましたから、自粛などということはなく、お祝いムードに包まれていました。今年は初めての一般参賀から始まって、初めての天皇誕生日、令和1周年と祝い事が続くかと思われたところで、新型コロナウイルスです。初めての天皇誕生日以降の行事は中止され、昨日は令和1周年と話題にする人すらいませんでした。本当に1年前の今日を誰が予想できたでしょうか。

そんな中でも事業をどうするかについては、否が応でも打ち合わせするしかありありません。今はビデオ会議一辺倒という感じですが、本当に重要な打ち合わせは、顔をつきあわせてあーだこーだ話し合った方が早いし、率直な話ができると思います。

そこで昨日は横浜市歴史博物館で緒形拳さんの展覧会について打ち合わせです。クラウドファンディングが終わって初めての打ち合わせで、当初予定された通りに開催しました。博物館へは車で行きましたので、あしからず。

正直なところ、この社会状況では、10月の展覧会が確実に開催できるとは言えません。ただ、以前書きましたように、延期はあっても中止はないということは決まっています。ただ、この段階で私たちがどうするか、1年間延期することも一つの判断です。でも、そうすると来年以降の展覧会にも影響してきます。

とりあえず、今の結論は、秋の展示をめざして進めていくことになりました。ただ、講演や講座、トークショー等の企画については、開催は難しいだろうと言うことでした。これらはクラウドファンディングにもかかわってくることです。詳細はまたアカデミストのサイトでも明らかにしていきたいと思いますが、先の企画については、延期となるのは仕方がないかと思います。すでにOKをいただいていた方もいます。本来ならば展覧会と一緒の方が絶対にいいし、そのための準備を進めていたのですが…。とにかく焦らず、挫けず、やれることをやるしかないですね。

行きに海老名のサービスエリアにちょっと立ち寄りました。すっからかんということはさすがにありませんでしたが、GWのまっただ中で、それも昼時にあの海老名のサービスエリアで普通に車を停められるなんて、本当に考えられないことです。こんな人通りがないんですよ…。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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