しょうがないので…卒論

今日のつぶやき
しょうがないので…卒論

遠隔授業で1番問題となるのは卒業論文ですね。いやいやオンラインでやることに問題があるわけではありません。いろいろと身近に話ができますから、かえっていいとも言えます。とにかく大学が入構禁止で図書館が使えないのが辛いですね。都道府県立や市町村立の図書館も閉鎖されていましたので、どうにも困ったものです。しかも卒論を書こうというからには普通の公立図書館では間に合わないことも多いです。神奈川県立図書館とか横浜市中央図書館などは歴史関係の図書や史料集なども充実していますが。やはり大学の図書館は充実しています。それでも正直なところ、本学の図書館ではまだまだ不充分ではあります。これも大学の歴史の長さによったりします。

以前にも書きましたように、今年はとくに災害史をテーマにしたいという学生が多いのですが、正直なところ、私の研究室の方が史料集も文献も揃っています。仕方がないので、研究室から自宅に本を運んできて、必要に応じてゼミ生に送ったり、コピーを取ってはPDFファイルにしてメールに添付したり、共有ファイルにしたりしています。こちらは自宅に運んだ史料集と文献です。

それで史料集のコピーとか、レポートの共有ですが、最初はGoogleのマイドライブを使っていました。ところが、これに例えばWordのファイルを入れてもWordでは立ち上がらず、Google Docsというの書式に変えなければなりません。しかもこのGoogle Docsは縦書き表示ができません。困りました。そこで次に選んだのが、同じくGoogleのクラスルームを使うことでした。でも、これもやはりGoogleの形式に縛られて使いづらいです。

結局、行き着いた先はDropboxを共有フォルダーとして使うことでした。これはもうずっと前から使っていて、Windowsのエクスプローラーと同じように使えますから、当然、ファイルの形式に応じてアプリも立ち上がります。Zoomの共有で説明するだけだったら、一太郎も使えます。線を引いたり、色をつけたり、もちろん、それぞれのアプリの操作方法も教えられます。

そんなこんなで明日もオンライン授業です。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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