五月晴れっ!

今日のつぶやき
五月晴れっ!

それにしても今日は五月晴れの良いお天気でしたね。ここのところ雨続きで、昨日などは雨風ともに凄かったですからねぇ。明日もまた天気が崩れると言いますし、本当に梅雨の合間のひと息です。

と…現在では五月晴れと言えば、5月のゴールデンウィーク頃の、いわゆる初夏の好天日を言いますが、旧暦で言えば5月は梅雨時になります。だから、本来の意味は梅雨の合間の今日のような晴れ間のことを言います。

五月雨と言えば、今は「五月雨式」なんて言って、途切れ途切れの状態を言うことが多くなりましたが、もう一つは陰暦5月の梅雨の長雨のことを言います。だって、松尾芭蕉も「五月雨を 集めて早し 最上川」と詠んでいますよね。途切れ途切れに降る雨だったら、最上川が早くなることはありませんから。

今日は久しぶりに大学に来て、オンデマンド授業の合間を見てキャンパスを歩いてみました。相変わらず噴水池の噴水は上がらず、ぺんぺん草が生えています。ハルジオンですか。いつだったけなぁ 傷を濡らした あの日も…♪BUMP OF CHICKENの中でも好きな歌です。

でも、相変わらずキャンパス内は淋しいですね。走って、飛んで、投げて…と陸上競技部の学生が頑張っていたのはいつだったでしょうか。

でも、本当にすがすがしい天気でした。江戸時代前期の芸術家本阿弥光悦は、「五月雨」という銘をつけた茶杓と制作していて、「星ひとつ みつけたる夜の うれしさは 月にもまされる 五月雨の空」と散らし書きで箱書をしています。毎日毎日雨が降って鬱陶しい気分の梅雨時に、たまに夜空の雲の透き間から星が見えたるすると、満月の輝きよりもうれしい…と言った意味でしょうか。

そんな五月晴れを愛でながらも、まだまだ作業は続きます。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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