昨日は、ハッピーさんと日柄、緒形さんの展覧会で展示する作品の候補を選んでいました。1958年に新国劇に入団して、2008年に亡くなるまで半世紀にわたる役者としての活動を数値で振り返ってみると、上がった舞台が263、出演した映画が70、テレビドラマが211、ドキュメンタリーがナレーターを含めて34。合計すると578！数字だけでは分りづらいですが、凄いです！舞台は新橋演舞場や御園座などの大劇場から地方の小劇場まで。映画は東映、松竹、東宝、大映。テレビは、NHKをはじめ、東京のキー局、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、それに東京の地方局？テレビ東京すべて網羅です。

台本、ポスター、パンフレット、チラシ、スチール写真、宣伝用のハガキ等々、舞台、テレビ、映画、それぞれにいろんな素材があります。

でも出来れば、そうした決まり切ったものだけではなくて、緒形さんの心情とか、役者としての考え方とか、いろんな側面を表現できたらと思っています。それには緒形さんが手がけたさまざまな書や絵、書画、作陶品そしてメッセージなどいろんな手段があるかなと思っています。

でも、悲しいかな、整理がなかなか追いついて行かない。現在は、新国劇のパンフレットを整理してもらっています。

その幅が広いだけに、これからさらにいろんなところに許可や申請書をもらっていかなければなりません。今がひとつの大きなヤマ！

まさに正念場です！とはいえ、芸能界のことは私らだけではどうにもなりませんので、隔靴掻痒の感は免れません…。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授

専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで！

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