緒形拳展覧会 トークショーと展示説明会

今日のつぶやき
緒形拳展覧会 トークショーと展示説明会

本日は3連休の最終日、勤労感謝の日ですね。巷ではまた新型コロナウイルスの感染者が広がって、3連休は自粛しようというキャンペーンを張っていましたが、そもそも皆さん、ここに合わせてGoToキャンペーンやイートを計画していたと思いますので、そりゃ無理ですわ。大学は祝日とは関係なく授業が行なわれますから、今日に限っては関係ないですけれどね。

ということで、一段落つきましたので、土曜日と日曜日のことを。

21日の土曜日は、予定通り豊川悦司さんとTBSプロデューサーの貴島誠一郎さんのトークショーでした。MCは声帯模写を操る芸人の江戸家まねき猫さん。ハッピーさんのお姉さまで、私にとっても旧知の仲。急にMCをお願いしたのですが、快く引き受けてくださいました。

トークの内容については、今週の後半にはYahoo!ニュースのエンタメに記事が載りますから、あまり深くは言えないですね(^^;)記事は、フリーライターの木俣冬さんが書いてくださいます。芸能記事には定評のある方です。

また、東海大学のHPと東海大学新聞にも記事が載る予定です。さらに当日の観覧募集に惜しくも落選された皆さまには、27日(金)から会期が終わる12月6日(日)まで、期間限定で当日の記事と写真がアップされます。さらにさらに、横浜市歴史博物館でも若干ですが、当日のようすを廊下に貼り出す予定となっています。

それからそれから27日の金曜日には緒形幹太さんが「徹子の部屋」に出演されます。今年は緒形さんの十三回忌ですから。この横浜市歴史博物館の展覧会についても最後に触れてくださるとのことです。

トークショーの写真はアップできませんので、始まる前の舞台だけアップいたします。実際には向かって右側に豊川さんが、左側に貴島さんが座られました。

貴島さん、さすがにプロデューサーです。MCの進行を受けて、トントンと話を進めて行かれ、豊川さんからもいろいろと話を聞き出されていました。初めて緒形さんと豊川さんが共演されたのが、2003年10月から12月にかけてTBSで放映された「エ・アロール~それがどうしたの~」で、そのプロデューサーが貴島さんでしたから、自ずと話の中心は「エ・アロール」になりました。実は私はまだ見ていなかったので、このトークショーに合わせて拝見しました。その前には伝説の番組「愛しているといってくれ」もしっかり見直しました。ちなみに「愛しているといってくれ」はアマゾンプライムで、「エ・アロール」はパラビという配信サービスで見ることができます。パラビはiPhoneにインストールして観ました。

このドラマは、高級高齢者住宅、いわゆる高級老人ホームを舞台にして、高齢者たちの恋愛模様を縦軸に、ホーム院長の人間としての成長を横軸に描いたものです。主演の来栖貴文役が豊川さんで、最古株の入居者にしてプレーボーイの「エロ爺(失礼しました)」立木義雄役に緒形さんが扮しています。その他、津川雅彦さん、吉行和子さん、草笛光子さんらの豪華キャストに、1話ごとに伊東四朗さん、白川由美さん、織本順吉さん、山下真司さん、布施博さんが特別出演するという、これまた豪華な作りでした。

お世辞抜きで名作だと思います。高齢者問題、とくに高齢者の恋愛などタブーとも思われた問題に正面から切り込み、それを家族とは何かという問題に落とし込んでいく…。還暦を超えた今だからこそ、また違った視点でみられたかなと思います。

トークの内容についてはそういったわけで、種々の媒体のご期待ください。一つ印象的でだったのは、豊川さんが緒形さんと初めて顔を御あせたとき、緒形さんから「俺は豊川悦司という役者と芝居をしに来た」と言われて豊川さんがビビってしまったというお話でしたね。豊川さんは、この共演以来、緒形さんからは「お稲荷さん」と呼ばれていたとか…(^^)本当に気さくで、話も面白くて、頭の回転の速い方だなと思います。

そして当日は、貴島さんがマイクを振ってくださって、「エ・アロール」で事務長役をなさっていた三波豊和さんも舞台に上がって挨拶していただき、さらに脚本の相沢知子さんにもお話しを伺うことができました。相沢さんにはその後控室でもいろいろと話を聞くことができました。そうそう相沢さん!「プリンセストヨトミ」も「本能寺ホテル」もちゃんとみていますよ(^_^)v

危ない危ない全部しゃべってしまいそう(^^;)

そして翌22日の日曜日は、私の4回目の展示説明会でした。これまでの3回はだいたい20あまりのお客様で、レジュメも30部印刷していっても余っていたので、今回も30部印刷していったのですが、3連休の中日、しかも抜けるような青空、ということで、ぜんぜん足りなくて、これまでの残りもお渡しすることになりました。大筋では変わらないものの、話の順番とか、強調点とか1回ごとに変えていました。そのため3回目までの話とは合わないレジュメもあったのですが、それすら足りなくなったとか。最後は60 名近くの方に聞いていただいたということで、嬉しい限りです。

これで残すところ、私のお仕事は、展覧会関連講座だけになりました。12月5日の土曜日、最終日の前日です。基本的には今回の展示説明会の内容をもっと緒形さんの俳優人生とその時代背景にフォーカスしたものになります。また、大筋は記念冊子『戦後大衆文化史の軌跡-緒形拳とその時代-』にも書いておりますので、蛇足かも知れません。でも、精一杯努めさせていただきたいと思っています。ちょっと隠し球も準備しつつ…。よろしくお願いいたします!

ちょっと曇気味ですが、本日は3連休の最終日、新型コロナウイルスの感染者拡大は心配ですが、どれくらいの人が入っているかな…と、そればかりがやっぱり気になります。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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