横浜の仏像 しられざるみほとけたち

今日のつぶやき
横浜の仏像 しられざるみほとけたち

本日は、久しぶりに横浜市歴史博物館を訪ねました。同館で開催中の「横浜の仏像 しられざるみほとけたち」を観に行くためです。歴博を尋ねるのは、緒形さんの展覧会が終わってから初めてです。

今回の展覧会は、横浜に伝来した仏像を一堂に会して(といっても限度がありますが…)の展覧会です。昔、同館では「院派」展が開かれました。「院派」は仏像の制作者である仏師の一系譜で、名前に院の字を冠することからこのように称されます。11世紀後半、定朝の孫弟子院助に始まり、12世紀前半の院覚、後半の院尊、14世紀中頃の院吉、院広などが有名とのこと。運慶・快慶に代表される一派「慶派」に対する一派でしたが、この展覧会がすでに25年前とのことで、それ以来の仏像展示です。

仏像展ですから、ちょっと後光が差したようなイメージで玄関を(^_^)v

今回は玄関の柱6本にこのような幕が飾ってありました。

こちらは唯一撮影を許された入口の仏像です。震災で崩壊した仏像をこの展覧会にあわせて修復したのだそうです。

会場内は、まずL字展示で飛鳥・奈良・平安時代から鎌倉・室町時代までの仏像が順序よく並んでいます。関東の地方仏師の素朴な作品から、鎌倉に幕府が開かれたことで、次第に洗練された仏像が作られていく様子を概観することができます。そして中央部ではこれまた時代ごとに特徴ある作品を見ることができます。

重要文化財に指定されている仏像が2点で国宝などはありませんが、地域における仏像製作もしくは伝来の系譜がよくわかる充実した展示だと思います。空間もうまく利用されていて、見応えのある展示です。

と、その旨をTweetしたら監修者の山本勉先生から「皆さんに広めてください」とのReTweetをいただきました。山本先生とは鎌倉市の文化財専門委員としてご一緒させていただきました。その博識にいつも驚いていましたが、さすがの展覧会です。と、素人の私が言うのも何ですが…とにかく見応えがありますので、ぜひ足を運んでいただきたいところです。

もう一つ、横浜市歴史博物館に通っていて、途中にいつも気になっている食堂がありました。

田園食堂 うめや!まずは「田園食堂」というネーミングが気にかかりますね。確かに周りは田んぼだらけです。

ただ、いつも行っていた日曜日はお休みでしたし、開いていても昼間はいつも車でいっぱいでしたから、なかなか入れないでいました。ようやく念願が叶って入ることができました。

ここで頼んだのは定番の「サバの味噌煮定食」。これが美味しいところには外れはない!そして確かに美味しかった!かみさんが頼んだかつ煮定食も美味しかった。ラーメンも美味しそうでした。何よりこのボリューム。これは半ライスなんです。また1軒よいお店を見つけました(^^)

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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