伊豆…早春賦
蒼天の金曜日、沼津に墓参りに行きながら伊豆の旅。沼津には義母の実家の墓がありまして、祖先は徳川家の奥医師をやっていて、明治には家達に従って静岡に来たとか。墓石にその旨が刻んであります。妙海寺というお寺で、今日は富士山が一際きれいでした。
お昼は沼津港の回転寿司活けいけ丸でちょっとお寿司をいただいて、本日の目的である河津へ。伊豆には良く来ていますが、河津方面は初めてでした。途中、天城越えで浄蓮の滝へ…。
こちらには動画をアップしておきます。なかなか迫力のある瀑布ですね。
九十九折り~♪浄蓮の滝ぃ~♪…何があってももういいのぉ~♪くらくら燃える 火をくぐりぃ~♪あなたと越えたぃぃ~天城越えぇぇ~♫
そんな女の情念を歌い上げた石川さゆりさん。まさに情念の滝といった感じでした。
早春を彩る河津桜
河津桜を見に来たのは初めてです。月曜日からウィンターセッションの史料管理学演習が始まります。こちらは演習ですから対面です。その前にちょっと命の洗濯を…。
河津川の両岸に河津桜は満開です。菜の花も満開です。
河津川沿いに4キロメートルに渡って植えられているそうです。普通に歩くだけで片道1時間ですか…。濃い桃色が春の元気を連れてきそうです。
願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ…
思わず西行の和歌を思い浮かべます。もちろん、望月の時期は過ぎましたが、白い半月に近い月があがっていて、蒼い空に浮かぶ河津桜を一層際立たせています。
旧暦の如月は新暦では3月…。しかもソメイヨシノはまだ遠い時代です。八重桜には河津桜の方が色は近いかも。ソメイヨシノの淡いピンクも春らしくていいですが、この濃い桃色の方が蒼い空にも咲き誇る黄色の菜の花にも映えるようですね。
湘南キャンパスでは梅の花が盛りを迎えようとしていましたが、ここには一足早く春の便りが…。伊豆の国の早春賦ですね。
河津桜のトンネルをくぐって帰りますか。心が洗われて、命の洗濯でした。
さぁて今月ももうひと頑張りしますか(^^)
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 今日のつぶやき2023年10月2日一炊の夢 L188Mile
- お知らせ2023年9月12日秋の北條秀司展 L257Mile
- 今日のつぶやき2023年6月29日夏色 L281Mile
- 今日のつぶやき2023年6月21日あつぎ郷土博物館 L289Mile
コメントを残す