甲斐信玄紀行

今日のつぶやき
甲斐信玄紀行

昨日、3月27日の土曜日には、娘婿の運転でちょっと山梨まで「武田信玄」紀行と洒落込みました。今年は信玄生誕500年ということで、さまざまな行事が予定されています。昨日を選んだのは、平山優先生が展示会場の山梨県立博物館で公演をされるというので、ご挨拶をしようと思ったからでした。昨年の緒形拳さんの展覧会でも、記念冊子にご投稿いただいたり、観に来ていただいたり、いろいろとお世話になりました。

ちょっと早く着きすぎたので、桔梗信玄餅の工場で買い物をして、お昼は言わずもがなのほうとうです。

どこにほうとうを食べに行こうかと迷ったらここ「小作」!チェーン店ですが、間違いない!昨日は辛い豚肉ほうとうと、山梨B級グルメの王者「鳥もつ煮」です。これでいずれも1人前ですよ!もうお腹いっぱいでした。

山梨県立博物館を訪れるのは初めてでした。平山先生には講演前でお忙しいところ、わざわざチケット売り場まで出てきていただいて、無事にご挨拶を済ませることができました。

それにしてもさすがに力の入った展示でした。父・信虎の時代から信玄が亡くなるまでを数々の古文書や物品によって、わかりやすく展示されていました。本当に見応えのある展示で、置いてけぼりをくらいながら、じっくりと見ていきました。図録も買ったし、「風林火山」のミニチュアも買ったし、ご満悦です。

続いて訪れたのは、甲斐善光寺!

重要文化財の本殿です。それにしてもiPhone12Proの広角機能は凄いですね。どちらもきちんと画面におさまってくれます。

甲斐善光寺は長野県松本氏にある信濃の善光寺を模して作られています。信州善光寺は5代将軍徳川綱吉の再建による豪壮な建物で、こちらは江戸時代後期の再建ですが、信州善光寺を小ぶりした本堂で、内陣もちゃんと作られています。両善光寺の内陣は、真っ暗な空間で、壁を伝いながら提げてある鍵を見つけ、この鍵に触ると長生きする、願いが叶うと言われています。また、内陣そのものが「心」の形をしているそうです。

コロナ禍の時代ですが、密を避けながら、内陣をめぐることができました。また、本堂の鳴き龍も拝むことができました。

続いて武田神社です。

こちらは桧皮葺の拝殿に本殿です。もともとは武田氏の居館があった場所で、江戸時代も甲府城(舞鶴城)ができるまでは、ここで政務が執られていたそうです。縄張りがやはり立派な「城」ですね。

何より、善光寺から武田神社に向かう道すがら、神社の参道がずっと桜並木になっているのには感動しました。

満開の桜が真っ直ぐにずーっと続いている様はまさに圧巻です。思わぬ花見までできて、まさに我が世の春!甲斐武田紀行でした。早くみんなが何ごともなく春を楽しめるようになってほしいものです。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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