なな君 四十九日

今日のつぶやき
なな君 四十九日

それにしても梅雨明け宣言が出たかと思ったら、急に暑くなりましたね。そこで、今日は土曜日でもあるし、庭のマンサクの枝が伸びすぎているからというので、朝っぱらか枝落としと草取りです。でも、今は便利な世の中で、電動枝切りばさみもありますからね。

そうしてら、この電動枝切りばさみが停まってしまって…。リセットスイッチを押しても、ちょっと廻るだけですぐに停まってしまいます。まったく、このクソ暑いのに!と思いながらも、残りは少しになっていましたので、剪定ばさみで枝を落とします。

それにしても空が青いですな。「お~い雲よ!どこまで行くんかぁ?」と話しかけたくなります。こちらは脚立に載って枝を切っているところです。抜けるような夏色の空と色づいたマンサクのコントラストがいいですね。

ところが、作業が終わったらもの凄い目眩と嘔吐に襲われて…熱中症だったのでしょうか?とりあえず頭を冷やして、かみさんが買ってきてくれたOSワンを飲んで午前中寝ていたら、何とかおさまりました。いや~、そもそも目眩なんかしたことがなかったのですが、数年前から体験するようになりました。歳ですかね、いやはや。

庭には百か日を過ぎたら、ななのお墓を作りたいと思っています。今日はなな君の四十九日です。人間界でも普通、四十九日でお墓にお骨を納めますよね。実家の父が亡くなったときもあまりにも急でしたから、四十九日ではなく、もう少し家に置いてあげようということになりました。私もできればもう少しななをななの部屋に置いてあげたいので、百か日を過ぎたらということにしました。

四十九日…。初めての月命日でも書きましたが、ここまであっという間だったのか、やっと来たのか、どちらもどちらです。その時々は長くとも過ぎてしまえばあっという間…。今この歳になって、人生だってそんなものだと思っています。

身体の大きかったななは、ベッドに飛び乗るのも大好きでした。前にも書きましたが、最初にベッドにちょこんと座っていたときにはどうやって乗ったかわからなかったほどです。

そこで一計を案じました。ぜんぜん抱っこなんかさせてくれないなな君。でもおやつが大好き!だったら、ベッドに寝っ転がっておやつをあげるとしたら…。企みはまんまと成功しました(^_^)v

ななはこんな感じで、私の上に乗って大好きな「キャロット」を食べるのです。滑りながらも必死で袋の中に顔を突っ込んで!こうしている間は、なでなでしても大丈夫なのです。してやったりです。それからは、必ず1日に1度はこれをやります。ただし、おやつをくわえたら、さっさとベッドから飛び降りて下で食べることも多かったです。それでも、また食べたくなって飛び乗ってきます。そのくり返しがまたかわゆい(^^)

だからこうした動画も撮ることができるのでした。

お菓子を食べる音はもとより、ななの息づかいまで聞こえてきますし、息を吹きかけてきます。それがまたなんとも至福のひと時でしたね。

なながいた幸せ…いなくなってしまった悲しみ…。じゃあ飼わなければよかったかというと、それは違うかなと思います。よくペットは亡くなるから飼うのは避けるということを聞いたりします。それも理解できます。でもいてくれた時間は、その日々は何よりも尊いものです。今はスマホで写真も動画もいっぱい撮れますから、いつでも見ることができますしね。見るのが悲しくもありますが、そこには確かにここで息づいていたなながいます。

幸せだった記憶…それは何ごとにも替えがたいものなんだなとしみじみと考えています。幸せってなんだろう…と、改めて考えてみたなな君の四十九日でした。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

コメントを残す

コメントを残す

«
»
  • LINEで送る