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北條邸アーカイブ・カフェ

もう昨日22日(木)のことになりますが、鎌倉の北條邸に行ってきました。昨年、緒形拳さんの展覧会を開催するためにクラウドファンディングを実施したのですが、その際にリターンとして企画していたものでした。本来ならば、昨年予定していたのですが、例の如く新型コロナウィルスのために延期となりました。今も新型コロナウィルスは第5派が首都圏を襲っています。しかも今日から東京オリンピック。またまたタイミングが悪いのですが、また1年とか延期するのも考えものです。なにせこの企画は、7月20日の緒形さんの誕生会を兼ねたものでしたし、北條邸の庭にたわわに実った鎌倉野菜をお持ち帰りいただくという特典もあります。夏野菜が終わってからでは遅いですし…。

基本的には知り合いばかりですので、ここは対策をしっかりと取りながら実施することにしました。

北條邸の門をくぐれば、そこはちょっとした別世界。昭和初期の建築物がノスタルジーを呼び覚まします。竹林はずいぶんと小さくなりましたが、屋敷の佇まいはかわっていません。しかも今はハッピーさんが居候しているので猫が7匹もいて、さながら猫カフェ状態です。娘たちも大喜び!みんな大きいのですが、白いのや黒いの茶色、やたら貫禄のあるやつ、なかなか奥から出て来ないやつ、やたら喧嘩してる2匹、いろいろといたのですが、とくにかくヒザに乗って甘えてくるタマゴが可愛くてしかたがなかったですね。

当日は、昨年の横浜市歴史博物館で私が行なった講演「戦後大衆文化史と緒形拳-俳優アーカイブの可能性ー」を原稿に起こしたものと『絵手紙』6月号(306号)に記載された「緒形拳の手紙とことば」をコピーして配布しました。これには幹太さんの「父・緒形拳のこと」の載っています。それから、なんと!!幹太さんが緒形さんの書画を持ってきてくださるという超サプライズもありました。幹太さんとじゃんけんをして勝った人が好きな書画をいただけるという大サービスです。

当日は、横浜市歴史博物館の展示室で上映した緒形さんのメモリアルの完全版を音声付でみてもらい、緒形さんが亡くなった後の美智留さんのインタビューをみてもらい、最後に私自身が「北條邸と緒形拳」というテーマで少しお話をさせていただきました。

と言っても、パワーポイントに緒形邸での緒形さんをはじめ、100枚ほど写真を貼り付けてお話をするという者でした。最後には、北條秀司資料と緒形拳資料の調査から資料整理の様子、そして現状までお話をさせていただきました。そう、まだまだ整理が終わるまで道は遠いと言うことです(^^;)

もちろん、最後は緒形さんと美智留さんの笑顔の写真を前にハッピーバースデーです。緒形さんが生きていらっしゃったら84歳。美智留さんはインタービューの中で「緒形は人の100年分を凝縮して生きたのよ。最後の最後まで好きな仕事をして、だから私は淋しいけれど、悲しいという気持ちはないのよ」と仰っていました。でも、71歳はやはりちょっと早過ぎましたね。後、5年、ひとり芝居でもいいから、できれば緒形さんの「王将」を観てみたかったなと思っています。

短い時間ではありましたが、思い出話に華を咲かせながら、和やかでさわやかな会は無事に終わったのでした。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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