《閑話休題》ひさびさのキャンパス

今日のつぶやき
《閑話休題》ひさびさのキャンパス

それにしてもここのところ新型コロナウィルスのデルタ株感染が急拡大していますね。昨日18日が全国で2万3,917人ですか。40都道府県で感染爆発状態とかいっていましたね。今日はそれを上まわるのでしょうか…。何より重傷者が増えて、死者も増え気味です。ベッドも満床に近づいて、いわゆる医療崩壊状態が怖いです。コロナではなくてもどんな病気や事故にあうかわかりませんからね。

人流を大幅に減らすことに政府はやっきになっていますが、はっきり言えば、オリンピックやパラリンピックを中止するという決断に勝る方法はなかったのではないかと思います。「オリンピックでさえ中止したのだから、出歩かないでください」と…それくらいの危機感で訴えて欲しいと、尾見会長も言いたかったのかなと思っています。

オリンピックに関する違和感については、元ラグビー日本代表の平尾剛さんが語った以下のサイトのYahoo!ニュースがこれまでみた中ではもっとも的を射ていると思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac74718dc6d7b55c5fa10b9761947dc28bc9a0e1

矛盾しているようですが、同じスポーツでは、メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍が楽しみでたまりません。試合が観たいので、ABEMATVの有料会員になってしまいました。本日は(試合は18日になりますが)大谷選手が投げるになので、つい観てしまいました。投げては8回6安打8三振1失点で8勝目、打っても両リーグを通じて40号ホームラン1番乗り!エンジェルスでは、あのレジー・ジャクソンの記録を抜いたとか。とりわけ今年は飛ばないボールを採用しているそうですから、ホームランを打ち続けると言うことは、それも圧倒的な飛距離のホームランを打てるということは尋常じゃないんですよね。凄いな…。なにより心から楽しんで野球をやっている姿が清々しい。ある意味Withコロナで頑張っているともいえるんですよね。

エンジェルスの試合を観た後、とりあえず一斉休暇明けということで、久しぶりに湘南キャンパスに来ています。何度も書きましたが、旧盆の期間はずっと雨で、昨日くらいからようやく晴れ間が見えてきました。8月4日が休暇前最後だったから、15日ぶり?ですか…。今日はちょっと富士見通りをご案内しましょう。

こちらは湘南キャンパスの、というよりも学園のシンボルY字型の1号館です。

1号館から文学部の研究室がある3号館に向かいます。左手は列柱式の4号館で、ただいま大改修工事中です。青空がきれいですね。

こちらは2号館で3000人が入る大教室と1000人の中教室がそれぞれ南面と北面にくっついて扇形をしています。カラーコーンがおいてあるのは、2号館が今、ワクチン接種の会場になっているからです。

右側の螺旋がある建物が3号館で、10階建ての校舎です。足場が組んであってなにやら工事をやっているみたいですね。今は鳥かごみたい螺旋のスロープに柵が建てられていますが、これは飛び降り防止のためです(^^;)昔から多かったですからね。

ここまでの1号館から4号館までは、東京大学出身で、逓信省の建築技師を経て最初の建築学科主任となった山田守設計の校舎です。分離派という近代建築の流派のリーダでもあった山田の建築は独特です。創立者松前重義は設計については逓信省時代からの盟友山田守に一切を任せ、山田もすべて手弁当で建築に当ったと伝えています。山田守といえば、日本武道館と京都タワーの設計が有名ですが、どちらかというと和風な建築とは趣を異にするモダンな建築群ですよね。

なお、上の写真の3号左隣の建物は14号館で、文学部の授業はほぼここで行なわれます。1号館は現代教養(一般教養)で使われることが多く、私の研究室がある実験棟F館からはいずれも遠いです。なにより坂を上らねばなりませんから…。

明日で8月も3分の2が終わり、下旬に突入します。なかなか進まない仕事に焦りだけが募ります。秋学期の「江戸学と現代社会」は教科書を作ろうと思っていますし、「吉岡由緒書」の編集作業も進めなければなりません。その前に一つ書評を終わらせないといけないのですが、それがやる気も含めてなかなか進まない…。ずいぶんお待たせしているので、とにかく仕上げなきゃ…。陽ざしは暑かったですが、木陰になると涼しく、蝉の声も哀愁を帯びてきたことですし、頑張ろう!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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