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大学の日常

大学に日常が戻ってきました。と、よく聞きますね。新型コロナウイルス感染症パンデミックで大学に人気がなくなったのが、2020年の春学期。学内には本当に人っ子一人いなくなりました。こちらは2年前、2020年4月21日の写真です。

天気が悪いですね。2年前もそうだったのですね。新入生勧誘の看板がもの悲しいですね。そんな日々画ずっと続いていました。この年は秋学期もゼミ以外はほぼ対面でしたし、翌年も少しずつ対面もしくはハイブリッド・ハイフレクションの遠隔授業が導入されたもののやはり学生たちの姿は少なかったです。

ところが第6派のオミクロン株が急激に拡大して、落ち着いた辺りから、全体的にもういいんじゃないかという雰囲気になってきました。欧米などは早くからいろんな制約が解除されていきましたから。2月にロシアのウクライナ侵略が始まるとさらに後掲に押しやられた感じです。

こちらは一昨日、20日水曜日の景色です。お昼時ですから、キッチンカーに人が群がっています。向かって右側のバスは、千葉の付属浦安高校がキャンパス見学にやってきたものです。全部で8台くらいありましたね。校内を制服を着た学生たちが闊歩しているのも久しぶりのことです。

月曜日には現代教養科目の入門ゼミナールの風景を紹介しましたが、こちらは日本史基礎演習の授業です。史料をプロジェクターで映して、返り点や送り仮名、事典・辞書で調べるべき語句、解説の説明などをやっていきます。10名の授業なのですが、2回目で2人欠席しているのはいかんともしがたいですね。この学生たちは入学した年から遠隔授業になった学生ですから…というのは理由になりませんよね。

まだまだコロナがおさまったわけではなく、今でもコロナに罹ったという話はあちらこちらで聞きますが、本当に現在はスルーと言うより、覚悟を決めた感じですね。実際、遠隔授業は一部と言うことになっていますし。

それにしても今日は晴れわたって、空の蒼さに欅の若芽の翠が映えています。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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