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Picassolのデモ

Picassol(ピカソル)というのは、出版・電子出版のコンテンツの制作を支援するクラウドサービスです。詳しくは株式会社デジタル機構のサイトをご覧ください。とりわけ注目しているのが、原稿の整形や校正を支援したり、自動でルビをつけてくれたりする機能です。表現の揺れや誤字脱字、同音異義語、長音とダーシなど間違いやすい表現等々、原稿を整形したり、校正をしてくれるアプリなのですが、これがクラウドで利用できるというのが肝ですね。長年の講談社の本作りのノウハウが集約されています。

本日は、東海教育研究所で行なわれたPicassolのデモに参加してきました。東海教育研究所は以前、私が勤めていた会社で、ここから東海大学の資料室(現・学園史資料センター)に出向していました。このサービスに注目しているのは、『東海大学七十五年史』の編集に関わってのことです。編集・校正・ルビつけがどれだけたいへんかは痛いほどよくわかっているつもりです。とくにルビは、小学生から高校生まで学年ごとに習う漢字に、また常用漢字以外の漢字に一発でつけることもできます。う~む。

私たちの年代は、それこそ活版印刷時代から自治体史編纂に関わっていて、古文書の翻刻はもちろん、通史編の編集などさまざまな本作りに関わってきた世代です。通史編などは複数の専門家が分担して書きますから、表現の統一、記号の統一等々原稿の整形と校正には苦労してきました。まずは初校で、こうした作業を全体にやってくれるだけでも作業効率がぜんぜん違います。年史編纂などにはまさに適したものでしょう。まさに隔世の感です。何より久々に研究所の皆さんに会えたのも嬉しかったですね。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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