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大学教員の労務管理

今年のゴールデンウィークも中日(なかび)。明日からは5連休ですね。で、今日は研究日で、研究室です。大学の規程では、教員は週4日出勤しなければなりません。で、最低6コマの授業を担当しますが、教養関係は8コマ担当となっています。これからは研究・教育教員は最低6コマで変わりませんが、教育教員は10コマになるのだそうです。私は2007年に専任になった際は、研究所に所属しましたので、当初は授業コマ数についてはあまりやかましくは言われませんでした。義務づけが進んだのは、ここ数年のことです。

そこで思うのですが、大学教員というか、研究者はそもそも仕事と研究との違いについて区別がつかないのが普通です。夜も12時前に寝ることはほぼありませんし、遅いときは午前3時くらいまで何かやっているのは当たり前です。これは小学校から高校の教員も変わらなくて、残業代がない分、給料が高く設定されていると言われています。小学校の教員をしている女房をみても、本当にそうなのかと思わずにはいられません。

「良い研究者が良い教員であるとは必ずしも限らない」。私が研究所に入ったとき、最初の所員会議で所長から言われた言葉です。野球界にも「名選手必ずしも名監督ならず」という言葉もあります。さりとて、良い研究をしていないと良い授業ができるはずもない思うのですが…。

歴史なんて変わりようがないだろうと思われるかも知れませんが、さにあらず!時代によって注目する史実も、視点も変わります。史料の読み方も変わります。新しい史実も発見されます。根本的に認識を変えるような理論も出てきます。常にそういった研究動向に目を見張っていることが何より大事なのです。そうした中で、自分自身が新たな歴史像なり時代像を提起していく、提起し続けていくこと、それが求められ続けているのです。

だから何を言いたいかというと、そうでない教員もたくさんいますから管理も大切かも知れませんが、研究には”自由”が何より必要なのだということです。

GWの中日。花曇りの陽ざしを浴びた新緑が眩しい季節です。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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