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熱気が過ぎて…。

ユニコムプラザさがみはらで、5月9日から始まった古文書講座が終わりました。全5回、終わってみればいつもあっという間です。改めて今回は、「古文書で紐解く幕末の歴史」というタイトルでしたので、本学付属図書館が所蔵する「幕末風聞集」の中から、(1)ペリー来航、(2)将軍継嗣問題、(3)下関戦争の3つをとりあげて読みました。「風聞集」ですので、すべてが「事実」とは限らないのですが、それだけにそうした話が記録されるという「事実」を考えるのも大切な研究課題です。私自身にとっては、とくに(2)将軍継嗣問題を考え直すのに良い機会でした。

本日はイギリス、アメリカ、オランダ、フランスの4か国艦隊が長州藩を攻めた下関戦争に関する部分を読んでみました。地理的なことがよくわかりませんが、それでも元治元年(1864)8月5日と6日の戦闘の様子が詳しく書かれていて、興味深い史料でした。今回は、先に解読したものを配ってうちで予習してもらい、授業で読んで解説して復習してもらうという方法を執りました。結構、量がありましたので、初心者の方には難しかったかも知れません。でも、皆さん本当に熱心で、今日もいろいろと質問してくださったり、私のミスや誤読も指摘していただきました。それはそれでお恥ずかしい次第ですが、こうして熱気があることが嬉しいのです。少しは学生たちも…。いやいやグチは止めましょう。興味を持ってもらうこと自体も仕事ですからね。一番難しいですけれど…(^^;)

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
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