能古島への片想い…
つきせぬ波の~ざわめく声に…♭ 井上陽水さんの隠れた名曲に「能古島の片想い」という歌があります。博多湾にぽっかりと浮かぶ能古島(のこのしま)。何となく憧れがありましたが、海の中道近くの予備校にいた際にもついぞ渡ったことがありませんでした。そんな想いを数十年ぶりに叶えて今日は、能古島に渡ってみました。能古島は、姪浜(めいのはま)から船で10分ほどです。
能古島は打製石器の出土に見られるように、遺跡に恵まれた島で、7世紀前後といわれる早田古墳群があり、古代には防人が置かれ、中世には北浦城(または城崎城)が築かれたように海の前線基地でした。近世には廻船業で栄えたといいますが、今は農業と漁業と観光業で成り立つ島です。島に渡ったら、バスで「アイランドパーク」という島の頂上の公園まで行きます。まさに四季の花に恵まれ、海を見渡せる絶景ポイントです。何よりここのところ、関東ではついぞ見ることのできないような青空に陽の光です。
さまざまなスポットを廻りながら、島の頂上へと歩を進めます。
お昼は防人の里という食堂で、「あら煮定食」。そして「のこバーガー」。どちらも美味です。やはり福岡は魚が美味しい。結構、あら煮の量もあって、本当に美味しかったですよ。ついでにデザートについていた水饅頭が美味しくて、お店の人に頼んでお土産に買って帰りました。快く分けてただきました。
ただそれだけです。とりあえず、島を満喫したところで、またバスで渡船場まで行き、船で姪浜に戻ります。
何だか景色と食べ物の話ばかりですが、最後も食べ物の話でしめましょう(^_^;)夕ご飯は、実家の家族全員でラーマンを食べに行きます。福岡といえば豚骨ラーメンです。八女の「ばさらか」というお店でラーメンに、焼き飯に、餃子に、もつ炒めをたのみます。私は高菜の入った「ばさらかラーメン」です!
「ばさらか」は九州弁で、凄いとか、とてもといった意味です。「ばさら」はおそらく「婆沙羅」でよいのだと思います。鎌倉時代の終わりから南北朝時代に流行した風俗ですね。もともとは十二神将の「伐折羅大将」に由来するといいますからね。地方には案外古い言葉がそのままの意味で残っていることが多いのです。
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