Professor's Tweet.NET

クラウドファンディングへの挑戦 Vol.06 あと少しのお願いです

7月12日にクラウドファンディングへの挑戦を開始してから、41日が経過しました。ただいまサポーターが53名ご支援金額が87万8,400円となりました。もう少しです。残りは22日古文書を翻刻して、それを解読することで、小田原藩史だけでなく、日本史においても新しい史実と新しい歴史像を提起していこうという試み、古文書を読める人を1人でも増やしたいという思いに共感いただける方がいらっしゃいましたら、本当に些少で構いませんので、ぜひご支援をお願い申し上げます。

5,000円コースの「古文書マニュアル」は、古文書講座などで私が実際に使っているものをベースにしたものです。古文書を読むための基礎知識から、古文書整理の仕方について長年の経験をまとめてみました。

10,000円コースの特別講演会は、「吉岡由緒書」を素材に禁門の変と小田原藩についてお話をします。ここには当時京都を守衛した小田原藩の立場からみた禁門の変を、京都御所の中から見ていきます。

30,000円コースの論文の抜刷は、元禄の小田原大地震と宝永の富士山噴火の被害から、吉岡家の俸禄米を通して、藩士の苦悩に迫ります。また、吉岡家は3代にわたって御勝手方の役人として藩財政を担当しました。藩財政立て直しのために奔走する武士の姿を概観したいと思います。

また、古文書整理実習では、古文書を実際に手に取って整理作業を体験していただくほかにも、来年の大河ドラマに関係する超貴重な古文書や、戦後芸能史に関する、これまた貴重な資料をご覧いただきます。

50,000円コースの小田原城見学会では、北条氏政・氏照兄弟の墓から、天守、見聞館、市立図書館を廻りながら小田原城の歴史に迫っていきます。

リターンは、「吉岡由緒書」のもつ可能性のほんの一端にしか過ぎません。何より、「吉岡由緒書」の翻刻が、歴史研究の大きな発展に繋がると自負しております。ご支援の程、何とぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
モバイルバージョンを終了