おじさんたちの小田原城ツアー

今日のつぶやき
おじさんたちの小田原城ツアー

昨日は、クラウドファンディング達成記念「小田原城徹底解説ツアー」でした。1999年まで、小田原市史近世部会の嘱託をしていましたが、実は小田原城やその周りのことをよく知っていたわけではありません。何より、その頃と比べて小田原城もずいぶんと変わりました。昔は、象の梅子さんをはじめ、ライオンや熊や猿、アシカなどの小動物園に、80円で乗れる観覧車やコーヒーカップ、ミニ機関車、飛行船等々の遊園地があって、ファミリー向けの「遊び場」といった感じでした。銅門が再建されたのが1997年で、私が市史を辞めた後も馬出門などが再建され、昨年には天守閣の耐震工事とお色直し、展示のリニューアルが行われ、「城の町」としての性格を強くしていったようです。なので、水曜日には事前調査として、小田原城の諏訪間順館長に天守閣を案内していただいて、見所などを教えていただきました。

万全?!を期して、レジュメも作って、さて、当日!問題は天気でしたが、おかげさまで当日もよい天気。で、私を入れて5名でのおじさんたちの「小田原城徹底解説ツアー」の始まりです。当初の予定では、 ①JR小田原駅改札集合、②北条氏政・氏照の墓、③正式外城コース:馬(うま)出(だし)門(もん)~銅(あかがね)門(もん)~常(とき)磐(わ)木(ぎ)門(もん)、④小田原城天守閣登城、⑤小田原市立図書館-「吉岡由緒書」をはじめとする古文書見学、⑥小田原市郷土文化館、⑦報徳二宮神社、⑧清閑亭(せいかんてい):黒田長成別邸(福岡藩黒田家)-小田原北条氏時代の土塁と堀切、⑨山角天神社~ういろう~小田原駅解散をいったコースを廻る予定でした。

ところが、歴史が好きな人は何事もじっくりと観たがるもので…(^_^;)一つ一つに時間がかかってしまい、午後3時に予定していた小田原市立図書館での古文書見学は、結局、4時に也、予定を1時間オーバーしたにもかかわらず、郷土文化館、報徳二宮神社、清閑亭はカットせざるを得ませんでした。

清閑亭に生きたかったのは、小田原北条氏時代の土塁と堀切の跡が若干ですけれど確認できるからでした。せっかくですから、写真だけでも…。

ま、ただ土が盛ってあって崖があるといえばそれまでですが…(^^;)

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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