あぁ~卒業論文!

今日のつぶやき
あぁ~卒業論文!

夕暮れが迫ってきました。またといえばまたなのですが、卒業論文の話です。今日も朝から研究室に詰めて卒業論文の指導です。現在は、400字詰め原稿用紙で60枚分。ワープロ原稿ですと、40字×20行で30枚分の論文を書かなければなりません。歴史系の論文で難しいのは、論証していく過程が基本的に文字史料で、それを一つ一つ正確に読み解きながら論旨を立て、論理的に破綻のないように執筆していかなければならないということです。私の場合、論証のための史料は、もちろん、江戸時代のものですから、日本的に変化したものであれ、漢文を読み下しながら解読していくことになります。今は失われた言葉もたくさんありますから、それだけでも厄介です。過去は見てくることも実験することもできませんので、まずはこの「史実の復元」が重要な作業になります。

と言うことで、本日は2人の予定でしたが、1人来ないので1人です。残り10日となりました。ま、いいっか。今日も天気がよくて、窓の外では紅葉も欅の葉もすっかり落ち、メタセコイアでしたでしょうか?こちらもすっかりの色づいて冬の気配をさらに色濃くしています。

ほら、まるで一幅の絵画のようでしょう~!朝から夕方までの光景です。窓枠も言わば額縁だと思えばよろしい!!んが、この窓、鉄製で錆びていて開けることができないのです。やれやれ(^^;)

明日は、本務の教育開発研究センターの研究開発ワークショップで、問題提起の報告をします。題して、「調べ学習と主体的な学び」についてです。このテーマでいくと、まさに卒論などは、その最たるもので、いわゆるアクティブ・ラーニングという概念もこれを仕上げることに行き着くと考えています。

と言うことで、ひこにゃんとしまさこにゃん(島左近のぬいぐるみ)にPowerPointのスライドの両脇を固めてもらいましょう。とくに理由はないですが…。

卒業論文は、4年間日本史専攻で学んできたことの集大成、そのモニュメントです。学生時代にケリをつけるためにも残りの日々を精一杯過ごして欲しいですね。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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