展開力と文章力

今日のつぶやき
展開力と文章力

卒業論文の提出は20日の水曜日。なので、今日は提出前最後の日曜日です。相変わらず大学に来ています。考えてみれば、11月の終わりの週からこの方、12月3日に甥っ子の子の誕生日祝いの購入とアンダーアーマーのバーゲンに行った以外は毎日出勤です。土日は毎回出勤です。2人は何とか書き上げましたので、あと4人。んが、1人は今日は研修だという。そのために準備を早めにとはいうものの、書いているうちに、また史料を読み込んでいくことで間違いに気付くことはもちろん、方向性が変わることだってあります。それがいつの時点かなんてわかりようもない。まったく、大事なゼミ生を返せと言いたいくらいです!!ただ、彼女はたくましいので、夜には添付ファイルで原稿を送るからチェックして欲しいと言ってきました。やれやれうちに帰っても解放されないか(^^;)こちらは順に、おととい、昨日、そして今日の写真です。共同会議室というところで書いています。

それにしても、卒論の指導をしていてつくづく感じるのは、発想力というのはもちろんのこと、例えば史料を読んだとき、あるいは表にしてみたり、グラフにしてみたりしたときに、そこからどのような論点を引き出して、どのように話を広げていくかという、いわゆる展開力の問題ですね。それが欠けていると、え?これだけしか書けない?とか言う話になります。それはやはり、バックボーンとしての知識や経験が必要なのですね。史料を読む度に話がどんどん展開していくと、こちらも楽しくて仕方がないです。

もう一つ、やはり文章力があるのとないのでは大違い。それって論文の書き方じゃなくてレポートだよね、というのはまだいい方かも知れません。感想文じゃないんだから…と言いたくなるときもあります。逆にある程度書き方がわかって、なおかつ乗ってきて書いていることが楽しくなってきたときは、その乗っている状況がよくわかるので、こちらとしても読みやすくなります。俗にいう筆が踊る、今はワープロの時代ですからキーボードが曲を奏でる!でしょうか。

いずれにしてもあと3日です。さぁ~皆の衆後一踏ん張りだぞ。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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