【史料学_号外】再起動にあたって


先に父の親友、藤島さんについての話を書きました。その際に藤島さんの長男は私の幼なじみで、通夜にも来てくれたと書いたですが、その友人から今朝、電話がありました。父のことを書いてくれてありがとうという電話でした。友人とは中学校卒業以来、ほとんど会ったことはなかったと思います。お互いにそんな話でも盛り上がりました。でも、何より喜んでくれて、こうして電話までくれて、本当にうれしかったです。父の文章をワープロで打ってくれた姪には、「じいちゃんの想いば世界に発信してやるたい!」と大見得を切ったのですが、こんな形で父の想いが伝わるなんて本当にやっぱりうれしい限りです。姪にも思わずLINEで連絡してしまいました!

さて、「史料学」として連載を始めたのが、去年の10月のことでした。今のところ、9回分と番外ということで3編を書きましたが、9回目を書いたのが4月26日のことで、7か月も前のことでした。これはさすがにまずい(^_^;)父にも何をやっているんだと叱られそうです。

ということで、執筆を再開したいと思うのですが、あまりに間が空きすぎましたので、今回はこれまでの分をまとめて書き上げておきます。もちろんリンクを張っておきますので、興味のある方はちょっとクリックしてご覧下さい。

この史料学の連載は、栃木県安蘇郡閑馬村(現・栃木県佐野市)の史料を整理するということで、史料整理のノウハウについて記録しておこうというのがそもそものきっかけでした。この過程ではウィンターセッション科目である「史料管理学演習」のようすもアップしました。

【史料学01】閑馬学校関係史料の撮影をしています!

【史料学02】 閑馬学校関係史料の写真を撮ってPDFファイル化

【史料学03】史料保存箱(ファイルボックス)へのこだわり

【史料学04】アーカイブ・ファイルボックスの試み

【史料学05】アーカイバル・ファイルボックスシステム

【史料学06】史料管理学演習と閑馬村関係文書その1

【史料学07】史料管理学演習と閑馬村関係文書その2

【史料学08】アーカイブ・ファイルボックスの素材(訂正)と特徴について

【史料学09】目録データベースと目録ラベルシール

【告知】閑馬村関係文書目録検索システム&史料画像を公開しました!

【史料学_号外】スマートに史料を保存するしくみ

本来ならば、史料整理を開始してから写真撮影をするところが最後に来るはずですが、ここではあえてこうした順番を逆にさかのぼることにしています。次は年代順に並び替えをするための方法論、年代コードについて書く予定でしたので、そこから始めましょう。

それからももう一つ告知です。閑馬村関係史料の整理は終わりましたので、次は伊豆国田方郡土手和田村文書の整理を始めたいと思っています。現在は静岡県伊豆の国市韮山土手和田となっています。近くには韮山城や幕府代官だった江川氏の屋敷跡(江川邸)、郷土史料館などがあります。源頼朝が配流された蛭ケ小島はこの付近だといわれています。なお、江川邸には昨年度まで静岡県教育委員会からの委託で史料調査に行っていました。また、小田原市史や大磯町史でも史料調査に訪れていましたので、私にとっては思い出深い場所です。

土手和田村文書は今から7年前にオークションで落札した史料で、木箱大小、柳行李の3箱からなっています。詳しいことは随時公開していきますが、未整理の段階からいざ整理開始!から紹介していきたいと思っています。もちろん、2月にある史料管理学演習でも素材として使っていく予定です。すでにTRCC東京修復保存センターの児島さんにも相談していて、今度はA4版の封筒とアーカイブボックスを中心として整理してみようかと思っています。乞うご期待!!

馬場弘臣 のプロフィール写真
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