【告知】シンポジウム「維新の動乱と神奈川-道と海の視点から-」が開催されます!


10月に入りました。授業もようやく落ち着いてきています。まさに秋本番ですね。秋は学会のシーズンで、かつ、いろんな催し物が満載の季節です。多聞に洩れず、私もいろんな行事に関わっていますので、おいおいこのサイトでも紹介していきたいと思います。

第1弾は、来たる10月19日の土曜日に開催されます、相武地域史研究会第2回シンポジウム「維新の動乱と神奈川-道と海の視点からー」の紹介です。まずはこのチラシです。

相武地域史研究会シンポジウムA4チラシ_ページ_1

このチラシの裏面には次のような案内が書かれてあります。

2009年10月に、東海大学文学部歴史学科日本史専攻では、横浜開港資料館・横浜市歴史博物館との共催で、「横浜開港150周年記念シンポジウム 地域から考える横浜開港」を開催しました。横浜開港と地域社会との関係を、その地域にある大学と博物館・資料館などが協力しあって探求し、地域社会に発信するという目的で企画したものでした。シンポジウムでは、庶民の目からみた横浜開港や、地域から横浜への労働力や消費物資の供給、外国人の遊歩による観光地箱根の再発見などを提示できました。
シンポジウムの母体となったのは、東海大学の日本史関係の教員と、地域の博物館・資料館の学芸員とで組織した「開港期の相武地域史研究会」でしたが、シンポジウムの成果をふまえ、新たな会員を加えて研究会を継続してきました。このたび、第2回のシンポジウム「維新の動乱と神奈川-道と海の視点から」を企画しました。今回は、東海道と海路に視点を置き、幕末動乱下の大規模な通行による地域社会の負担の増大や、幕府海軍創設が三浦半島の村々に与えた影響などについて検討しながら、神奈川にとって明治維新はどのような意義があったのかを考えたいと思います。

「相武地域研究会」というのは、東海大学文学部歴史学科日本史専攻が中心となり、神奈川県内の博物館や資料館などの歴史系機関を複合的にネットワークで結んでいきながら、新たな地域像、歴史像を提起していこうという、これまた新たな試みをもって結成された研究会です。きっかけは2009年が「横浜開港150周年」にあたる年であったことから、ここで記念のシンポジウムを開催しようとしたのが始まりでした。ただ、シンポジウムを開こうという段階からこれを一過性のものとして終わらせるのはもったいないよね、という話が出て、せっかくだから研究会組織にして、継続して幕末~維新の問題を明らかにしていこうじゃないかということで発足したのでした。私個人としては、幕末・維新の問題だけではなくて、他の時代を含めて幅広くやっていけたらいいなぁと思っています。だって、「神奈川」には初めての武家政権鎌倉幕府が置かれたし、戦国時代には関東の雄、小田原北条氏が居城を構えていたし、横浜開港以降、日本の近代化ではやはり大きな役割を果たした地域だったし…ということです。ただ、現在のメンバーは近世史-江戸時代史が中心ですから、まずはここから攻めていこうということです。

現在のメンバーは、東海大学日本史専攻の山本和重さんを中心に、星野尚文さん、横浜開港資料館西川武臣さん、横浜市歴史博物館井上攻さん、小林紀子さん、平塚市博物館早田旅人さん、横須賀市史から神谷大介さん、大磯町郷土資料館大石三沙子さん、箱根町郷土資料館鈴木康弘さんが主なメンバーです。そこでだいたい前回のシンポジウムから20回ほどの研究会を重ねた結果、今回は将軍徳川家茂の上洛から長州征伐の将軍御進発、官軍の東征、そして天皇の東幸と続いた大規模通行を素材として、まずは交通史の視点からこれら地域社会に与えた影響や、逆に地域がこれらをどのように支え、また地域の側がこれらをどのように捉えていたのかといった問題について議論したいなと思っています。

そこで、まずは横須賀市史で三浦半島の海防から軍艦整備の問題等について研究されていた神谷大介さんに、文久3年(1863)将軍の上洛と三浦半島、とくに浦賀の「軍港化」について報告してもらいます。続いて現在は大磯町郷土資料館の学芸員をされていますが、藤沢宿の助郷問題等に取り組んでこられた大石三沙子さんに、慶応元年(1865)の第二次長州征伐における将軍進発と藤沢宿の関係について報告をお願いしております。そして、不肖私は、大磯町史で幕末から維新期の担当した関係で、明治元年(1868)と2年の明治天皇の関東行幸、すなわち「東幸」の問題を取り上げて報告をいたす所存です。とはいえ、まだまだまとめはこれからですが…。

東京からはちょっと遠距離になってしますが、興味のある方はぜひ東海大学の湘南キャンパスまで足をお運びいただければと切に思います。ついでにチラシの裏面もここに掲載しておきますね。

相武地域史研究会シンポジウムA4チラシ_ページ_2

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