劇団若獅子 沓掛時次郎 トークショー


相変わらず咳が止まりません。もうひと月になるでしょうか?そんな中、既報の通り、本日は、劇団若獅子のトークショーでした。日本橋三越の6階にある三越劇場です。三越劇場は、戦前の三越ホールを引き継ぐもので、現在の劇場は1946年に開館したという歴史ある劇場です。と、その前に…

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日本橋三越の側に「福徳神社」という神社があることをはじめて知りました。何でも江戸時代には「富籤」を幕府から公認された神社だとか…。富籤は、いわゆる宝くじのようなものですね。ちなみに福徳神社の賽銭箱などにある「福徳」のマークは、徳川家康の朱印状と同じです。こんなところで見かけるとは!

さて、劇団若獅子の演目は、「沓掛時次郎」です。一宿一飯の恩義で、敵対するやくざを切ってしまう信州は沓掛生まれの時次郎でしたが、残された妻子が不憫だからと、自分が面倒をみることになります。一宿一飯の恩義で敵対するやくざを殺すという不条理は、今では理解できないかも知れません。しかも、妻子までも殺せと言われていたのですが、時次郎は、さすがにそれはできないと、逆に助けてしまうのです。妻子を連れて逃げる時次郎…。長谷川伸原作で、新国劇の創始者澤田正二郎が演出した新国劇の名作です。さて、時次郎らの運命は…。それにしてもこの子役の演技がうまかったですね。男の子の役ですが、演じたのはなんと女の子!う~む。

お芝居が終わったところで、劇団の主宰者で主役の時次郎を演じた笠原章さんとアシスタントの根本さん、そして緒形拳さんの長男の幹太さん、そして私の4人でトークショーです。お話しは、名優緒形拳さんのことについて、でした。緒形さんとの出会いは、このサイトの近代文化研究の中で詳述しておりますので、ご一読いただければと思います。私の一番の想い出は、やはり、このblogでも書いた、「間を怖がらなくていいよ」というアドバイスです。そして1番の魅力は、やはりその笑顔!あの笑顔で「頼むよ」と言われたら、まず断れません。

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幹太さんのお話は、もちろん、父・緒形拳について、でした。印象深かったのは、書いたものをその辺にポンと置いておいたら叱られたというお話しで、必ず手で渡しなさいと厳しく言われたとのことでした。書を大事にされた緒形さんらしいお話しです。その影響で、幹太さんも今は書家としても活躍していらっしゃいますが、書を書きたいと思ったのは、お父様がお亡くなりになってからとか…。先のblogで幹太さんから「未来展望」という文字を書いてもらったと書きましたが、本当に似ています。それどころか、ご本人もだんだんとお父様に似てきたように思うのは、私だけでしょうか?

ということで、トークショーの最後は、幹太さんが書かれた色紙の抽選会でした。「風」「心」「壽」の3点です。私はとくにプレゼントするものはなかったのですが、建学祭の際に、校友会でしょうか、特別に作ったという本校のマーク「Twave」の金太郎飴をおまけとしてお渡ししました。ちょっとちゃっちいかぁと思っていたのですが、意外と好評で、後からくださいという方もあって、3個入りの飴10袋がすべてはけてしまいました。

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ここのところ、咳が止まらなくて、のど飴ばかりをなめていたら、どうものど飴太りをしてしまったようです(^_^;)写真を見て反省しております。

なんにしても来年は新国劇100周年、そして劇団若獅子30周年の記念の年です。これからも応援していこうと思います。トークショーの中でも少しお話ししましたが、テレビでも時代劇が少なくなった現在、ファンが縮小していくのは時代の流れかも知れません。それだけに本格的な時代劇をみせてくれる貴重な劇団です。皆さんもぜひ、劇場に足を運んでいただければと思います。

馬場弘臣 のプロフィール写真
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