【徒然】一本刀土俵入


会場にかかっていた応援の幕

浅草公会堂で、劇団若獅子の公演を見てきました。長谷川伸原作の「一本刀土俵入」、舞踊「保名」、「殺陣 田村」の三公演でした。

劇団若獅子は、新国劇の劇団員だった笠原章さんが起こした劇団です。新国劇といえば、創立者の澤田正二郎をはじめ、島田正吾、辰巳柳太郎、そして緒形拳など、多くの名優を輩出したことで知られています。惜しむらくは1987年の劇団創立70周年を期に解散してしまいましたが、その名は劇団名でありながら、一つの演劇のジャンルであったという意味でも演劇史に燦然と輝くものでした。

私たちが資料の整理を進めてきた、劇作家の北條秀司も新国劇に多くの作品を提供しています。そんな関係から新国劇そのものにも次第に惹かれていきました。それ以前に、チャンバラが大好きだった私は、小さい頃からテレビでチャンバラ劇をみていた記憶があります。その中には確かに新国劇がありました。劇団若獅子は、そうした新国劇の、正統のDNAを受け継ぐ劇団です。

今回の公演では、歌舞伎役者の市川亀治郎さんがゲスト出演されていました。「一本刀土俵入」は歌舞伎でも新国劇でも演じられた演目ですが、両方の俳優がコラボしたのは初めてだとか。また、劇団若獅子にとっても、新国劇の看板で島田正吾が得意としていたこの演目を上演するのは初めてとのこと。ともかくそのバイタリティには本当に感心します。笠原!や澤瀉屋(おもだかや)!に混じってかかる「新国劇!!」という大向こうに思わず胸が熱くなりました。

私もいつかやってみたいものです!新国劇を広く知ってもらうための展示会!!積年の夢です。

馬場弘臣 のプロフィール写真
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